レース展望・予想

重賞4勝の実績断然ベニスビーチ「金沢クイーン賞」(金沢競馬)

2023/07/11

日曜、火曜日で開催されている今週の金沢競馬。11日(火)のメインカードは最終第12レースで争われる牝馬限定の準重賞「金沢クイーン賞」(A級以下B1級以上牝馬、金沢競馬場1500メートル)で、勝ち馬には8月8日に行われるグランダム・ジャパン古馬シーズン「読売レディス杯」(地方全国交流、1500メートル)への優先出走権が与えられます。

昨年このレース勝って本戦へ挑んだ◎7 ベニスビーチ(牝5、中川雅之厩舎)が今年も参戦してきました。笠松から戻ってきて挑んだ前走のお松の方賞は好位3番手からレースを進め、4コーナーで逃げたマーミンラブを交わして直線先頭へ抜け出しました。マーミンラブが直線盛り返して食い下がりましたが、最後は地力の違いで振り切り、昨年10月の兵庫クイーンカップ以来となる重賞4勝目を飾りました。その後は小松温泉牧場へ1カ月ほど短期放牧に出され、このレースに合わせて帰厩しました。直前の追い切り時計はそれほど速いものではありませんが、急仕上げだった前走時に比べて馬体重も回復して仕上がりは増しています。重賞4勝の実績はこのメンバーに入れば断然で、読売レディス杯で遠征勢を迎え撃つためにも、再度底力の違いを見せ付けたいところです。

○5 マーミンラブ(牝4、中川雅之厩舎)は前走1500メートルで争われたA1級一組で3着も、エムティアンジェやガムランの格上馬相手に先手を奪ってペースを握り、4コーナーで交わされても直線半ばまでよく食い下がっていました。連闘でここへ臨むのは予定通りのローテーションで、連闘でも使えるのは元気がある証拠です。ベニスビーチ以外重賞級が見当たらない今回の顔触れなら容易にペースは握れそうで、4コーナーを先頭で回ることができれば、お松の方賞のように際どい勝負に持ち込めそうです。

▲4 サエチ(牝4、高橋俊之厩舎)はA2級で連続2着に逃げ粘って、9着に沈んだお松の方賞からリズムを取り戻しています。今回はスタートダッシュが速いマーミンラブがいてハナに立つのは難しそうですが、早めに外へ持ち出して砂を被らずに逃げるマーミンラブを追走できれば、失速することなく最後まで踏ん張り通せそうです。

△2 スリーマイトコーズ(牝5、菅原欣也厩舎)は前走のA2級一組で6着と着外でしたが、走破タイムは詰めており、直線に入ってからも追い上げる脚は見せていました。しっかり追い切られた今回は前走以上の好時計で動いており、先手争いが激しくなるなら、追い上げが届くシーンがあるかもしれません。

△1 ティアップブランカ(牝4、加藤和宏厩舎)は前走初の1700メートル戦で好位で控えるレースを試みて3着に粘り込みました。お松の方賞ではマーミンラブとの先手争いに敗れて8着に沈みましたが、今回も好位で我慢して運べるなら前残りが図れるかもしれません。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単 7→5・4・2・1(4点)
3連単(1軸流し) 7→5・4・2・1(12点)

金沢クイーン賞の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。

レース展望・予想一覧
 

ページ先頭へ↑

地方競馬予想情報

地方競馬ならオッズパーク競馬