レース展望・予想

重賞初制覇なるかウラノメトリア「北國王冠」(金沢競馬)

2022/11/13

今週の金沢競馬は日、火曜日の通常開催に戻ります。11月13日(日)のメインカードは最終第11レースの、地方競馬最長距離で争われる地方全国交流「第70回北國王冠」(金沢競馬場2600メートル)です。昨年はJBCが金沢で開催された関係で、7月に距離が2000メートルに短縮されて地元限定戦として実施されましたが、今年は本来の姿に戻って大井から3頭をはじめ、川崎、名古屋、笠松から各1頭の計6頭のスタミナ自慢たちが遠征してきました。

大井から参戦の◎6 ウラノメトリア(セン6、大井・渡邉和雄厩舎)は、元中央3勝馬で、昨年終盤に大井へ移籍するといきなり2600メートルの金盃トライアルで2着馬に4馬身差つけて圧勝しました。本番の金盃では横一線となった直線の追い比べで敗れて10着でしたが、その後は2400メートルの東京記念でも直線外から伸びて4着と掲示板確保が続いています。前走後は南関東の外厩認定を受けている茨城のミッドウェイファームで乗り込まれて金沢へ挑んできました。欲しいのはもちろん重賞初タイトルで、金沢でも逃げた馬をマークしながらレースが運べるなら、決め手の違いで直線抜け出してきそうです。

同じく大井から参戦の○9 タイサイ(牡6、大井・福永敏厩舎)は元中央4勝のオープン馬で、南関東の重賞では掲示板外続きですが、6月に園田2400メートルの六甲盃へ遠征して2着に逃げ粘っています。その後の佐賀2000メートルの鳥栖大賞では1番人気に推されながら5着に敗れましたが、前走の川崎2100メートルで争われた前走の富士見オープンでは早めに先頭に立った勝ち馬を終始マークして3着に粘り込みました。もまれずに先行できれば強さを発揮するタイプで、今回外枠になったのは歓迎です。ウラノメトリアとは金盃で対戦して7着と先着しており、2年前にこのレースを勝ったスギノグローアップのように2周目から早めに先頭へ抜け出して引き離してしまえば、押し切ってしまいそうです。

川崎の▲2 アイアムレジェンド(牡6、川崎・内田勝義厩舎)は8月のイヌワシ賞を逃げ切って、同レースの連覇を達成したのは記憶に新しいところです。その後は川崎2000メートルの多摩オープンで2着に粘り込みましたが、前走の園田1700メートルの姫山菊花賞では6着と崩れました。3度目の金沢登場となる今回は、併せ馬で追い切られて気合を入れ直されており、2600メートル戦は初めてとなりますが、吉原寛人騎手の導きで再び激走できるか注目です。

大井の△4 テルペリオン(牡8、大井・高橋清顕厩舎)は元中央7勝馬で、7月の金沢スプリントカップ、8月のイヌワシ賞に続き、今年3度目の金沢登場になります。名古屋のゴールド争覇に遠征した前走は10着と力は出し切れませんでしたが、走り慣れている金沢コースならリズムは取り戻せそうです。こちらもこれまで2600メートル戦の経験はありませんが、前崩れの展開になるなら、中島龍也騎手が懸命に腕を動かして追い上げてくるシーンは考えられます。

名古屋から参戦の△5 アンタンスルフレ(セン4、名古屋・角田輝也厩舎)は、名古屋2000メートルの名港盃で2着、前走の笠松1900メートルのオータムカップでも2着と、浦和から名古屋入り後まだ底を見せていません。血統面から2600メートルの長丁場も合うと見込んでの遠征で、輸送で大幅な馬体重減がなければ上位争いに加わってくるかもしれません。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 6⇔9・2・4・5(8点)
3連単(フォーメーション) 6→9・2・4・5→9・2・4・5 9・2・4・5→6→9・2・4・5(24点)

北國王冠の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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