レース展望・予想

ブンブンマル一冠濃厚「駿蹄賞」（名古屋競馬）

2021/05/04

5月4日（祝・火）の名古屋競馬メイン第11レースは「第60回駿蹄賞」（3歳、名古屋競馬場1800メートル）。

東海ダービートライアルでもある三冠レース第1弾に、厩舎期待の若駒3歳勢がフルゲートで激突する。もちろん、主役は正月の新春ペガサスカップから重賞3連勝を飾る◎3 ブンブンマル（牡、川西毅厩舎）だ。世代のトップ争いをする同厩舎のニジイロや、ゴールドウィング賞で先着を許したダイセンハッピーの牝馬勢が別路線を歩み、断然有利な戦い。しかも走るたびに順調に成長。走りもパワフルさを増している。ここ2走は中団あたりをキープし、勝負どころから上昇。そして直線一気に鋭いキレで差し切る、アピール度満点の走りを披露する。中間ムードは順調なうえ、最終追い切りでもシャープな動きを見せて不安ない仕上がり。第一冠へ好視界が広がる。

相手にはブンブンマルと勝負付けが済んでいる馬より、まだ対戦していない新興勢力に魅力を感じる。今春転入後、無傷の当地4連勝を飾る○1 トミケンシャイリ（牡、竹下直人厩舎）を上位視したい。中央2戦は成績ひと息だったが当地移籍で変身。転入戦こそ短距離800メートル戦で3馬身差だったが、1400メートル戦に変わって、大差、大差、8馬身差と2着以下をいずれもぶっち切り、圧巻の逃げ切りを決める。重賞初挑戦、当地初の1800メートル戦と不安材料は多いが、未知の魅力が上回る。

また3月中京ペガスターカップではブンブンマルに完敗したが最近2走の3歳1組特別を連勝し、調子を上げる▲11 スプリングメドウ（牡、井手上慎一厩舎）も馬券に欠かせない。

相手なりに走れる△12 スズノスケ（牡、荒巻透厩舎）、好調な△5 モズザベスト（牝、迫田清美厩舎）も連なら。

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馬単　3→1・5・11・12（4点）
3連単（1軸流し）　3→1・5・11・12（12点）

駿蹄賞の出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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