レース展望・予想

ハクサンアマゾネス突き抜けるか「徽軫賞」(金沢競馬)

2021/05/04

4日間連続開催となっているゴールデンウイーク中の金沢競馬は、5月4日(祝・火)に3日目が行われます。メインは最終第11レースで行われる「徽軫(ことじ)賞」(4歳以上牝馬、金沢競馬場1500メートル)です。昨年までは6月上旬に実施されていましたが、今年は1カ月ほど日程が早まりました。

◎5 ハクサンアマゾネス(牝4、加藤和義厩舎)は前走新設されたJBCイヤー記念で、最内枠からスタートを決めて先手を奪うと、2コーナーからペースを上げてどんどん後続を引き離し、終わってみれば2着以下を4馬身以上離す完勝劇でした。冬場に南関東で使われていた疲れと久々の短距離戦が心配されましたが、まったく不安を感じさせない強い勝ちっぷりでした。金沢スプリングカップを自重して、牝馬重賞のこちらを使ってきたのは確勝を見込んでのもので、先手が奪えなくても3コーナー手前で早めに交わして先頭へ抜け出すことができれば、前走同様に直線は独走状態になりそうです。

このハクサンアマゾネスに一矢報いる可能性を秘めているのが○4 ネオアマゾネス(牝4、菅原欣也厩舎)です。高知で3連勝を挙げて今春に金沢へ移籍してきた快速馬で、転入初戦からいきなり後続を置き去りにするスピードの違いを見せつけました。高知C2クラスから金沢A2級は決して楽な転入条件ではありませんでしたが、手綱を抑えたままでも3コーナーからどんどん後続を引き離した機動力には驚かされました。スタートしてからの加速力も良く、今回も他馬を抑えてハナを主張できるなら、重賞でも好勝負ができるかもしれません。

▲6 ロンギングルック(牝5、金田一昌厩舎)は連覇がかかります。前走のJBCイヤー記念でも5着で、開幕戦から3戦連続5着と結果が残せていませんが、例年より乗り込みは順調で仕上がりの良さが目に付きます。先手争いが激しくなって前崩れの展開になるなら、コーナーを一気に駆け上がって浮上してきそうです。

△9 エイシンホープ(牝5、佐藤茂厩舎)も今年は2着2回と勝ち切れていませんが、距離短縮は歓迎です。ここ目標にレース間隔を空けて鍛え直されており、逃げた馬に好位から食い下がれれば、流れ込みが図れそうです。

△10 ネクサスエッジ(牝4、中川雅之厩舎)も前走3着に逃げ粘って復調がうかがえます。重賞でも思い切ったレースができるなら、前残りがあるかもしれません。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単 5→4・6・9・10(4点)
3連単(1軸流し) 5→4・6・9・10(12点)

徽軫賞の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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