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【競馬】「ばんえい十勝からのお知らせ」ばんえいダービー 結果

2020/12/30

2020年12月29日
帯広市

12月29日(火)「第49回ばんえいダービー」(BG1)の結果
~キョウエイリュウ号が3歳世代王者の座を奪還!~

 ばんえい十勝で2020年12月29日(火)に行われた「第49回ばんえいダービー」(3歳オープン・BG1)は、キョウエイリュウ号が優勝し、今季重賞2勝目、通算重賞4勝目を挙げました。
 馬場水分1.1%、730kg(牝馬710kg)の定量戦で行われた本レースは、スタートから横一直線で第一障害を越えた後、カイセドクター号、コマサンダイヤ号、キョウエイリュウ号、ヤマトタイコー号が先頭に立ちます。道中半ばからややばらけはじめますが、先頭集団はお互い譲らず第二障害に到着します。
 最初にカイセドクター号、コマサンダイヤ号、ヤマトタイコー号が仕掛け、一息置いてキョウエイリュウ号が第二障害を仕掛けます。ヤマトタイコー号、カイセドクター号、キョウエイリュウ号がほぼ差なくクリアし、ゴールを目指します。
 ここからキョウエイリュウ号が強い競馬を見せます。一気に先頭に躍り出ると後続馬を突き放しにかかります。しかしゴール手前10m付近で、カイセドクター号、ヤマトタイコー号が粘り強くその差を縮め、ゴール線上で脚色が鈍ったキョウエイリュウ号に襲い掛かりますが、キョウエイリュウ号は辛くも逃げ切り優勝。昨年度の2歳最強馬決定戦「イレネー記念」での雪辱を晴らし、見事3歳世代王者の座を奪還しました。2着はヤマトタイコー号、3着はカイセドクター号が入りました。
 管理する村上慎一調教師は「ばんえいダービー」を初優勝、騎乗した松田道明騎手は10年振り3度目の優勝を飾りました。

<キョウエイリュウ号のプロフィール> ※2020年12月29日現在
生年月日・毛色 :2017年4月10日(牡3歳・鹿毛)
血統  :父 カネサテンリュウ   母 風蓮 (母父)グレイトアマゾン
生産者 :大野信一 氏
馬主  :大野 昇 氏
厩舎  :村上 慎一 厩舎
通算成績 :23戦14勝(うち重賞4勝)

【村上慎一調教師のコメント】
 「イレネー記念」で障害を失敗してしまい、悔しい思いをしていました。今日勝つことができて本当に嬉しいです。「イレネー記念」後、春先も調子がいまいち戻らなくて苦労しましたが、少しずつ調子が回復してきて「ばんえい菊花賞」を優勝、そこから状態を維持してきました。前走、同斤量730kgのオープン戦を使ったのは、この重量での様子を見たかったからです。結果、これなら行けるという手応えを感じました。
 このレースではゴール前で苦しそうでしたが、なんとかもってくれという気持ちで見ていました。頑張ってくれましたね。今後は古馬オープン戦にも挑戦していきますが、まずは世代戦をメインに調整していきたいと思います。

【松田道明騎手のコメント】
 ゴール前、馬が苦しそうでしたがなんとか頑張ってくれました。「イレネー記念」の借りを返すことができました。マークをしていたカイセドクター、コマサンダイヤ、ヤマトタイコーの3頭も思った通りのレースをしていて、馬場も重たく、まずは自分に合ったレースをしようと思っていました。第二障害を降りてから、もう少し後続馬を離せるかと思っていましたが、思うように差を広げることはできませんでした。ただ、脚を使っていない分、ゴール前でもってくれたのかなと思います。
 前走は重量730kgのオープン戦を走らせて、馬の調子を見ることができました。ゲートで立ち上がったり出遅れたりする癖があるのですが、その確認もできましたし、730kgの重量でのゴールまでの歩きを見ることができました。
 この馬にも期待していますが、他のメンバーも力をつけてきています。一緒に頑張っていきたいと思います。

以 上 

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