Odds Park 競馬

　ダート重賞競走体系整備の一環として今年から新設されたこのネクストスター西日本。兵庫、高知、佐賀の交流競走で今年はここ園田で行われる。地元の有力馬は来週の菊水賞に回ったこともあり、高知、佐賀の遠征勢が優勢か。筆頭はリケアサブル、地元高知ではプリフロオールインの後塵を拝していたが、強敵抜けた前走の兵庫YCは着差以上に強い内容で快勝。吉原J地方競馬全場重賞制覇は記憶に新しい。今回は園田を知り尽くした小牧太J、久々の重賞勝利なるか注目が集まる。相手はワンウォリアー、少しズブさがあるので、正直距離はもう少し長い方が良いようには思うが、順調に力はつけているし、前走遠征競馬で結果が出た点も収穫。馬場替わりで逆転を狙う。トゥールリーは前走で連勝ストップも古馬相手のもの。レース振りから園田馬場は合いそうな印象。3歳馬同士なら見直せる。クラウドノイズは久々を一度叩いて上昇ムード。スンナリ先手を奪えるようなら。ウオタカは2歳時には現高知ナンバー１に先着実績あり、久々も軽視はできない。

◎（10）リケアサブル…地元高知ではプリフロオールインの前にネクストスター高知、金の鞍賞と後塵を拝したが、前走の兵庫YCでは好位から早め先頭、そのまま悠々押し切りとそれまでの鬱憤を晴らす圧巻の勝ち振り。どこからでも対応できる脚質は魅力だし、鞍上にも園田のレジェンド小牧太Jを手配と態勢は整った。重賞連勝へ。

○（6）ワンウォリアー…ややズブさがあるので、理想はもう少し距離があった方が良さそうだが、10月のネクスト高知後1走毎に力をつけてきている印象。前走で輸送も経験、きっちり体もキープできていたし、今の力の要る馬場にも合っていそう。馬場替わりで逆転狙う。

▲(5)トゥールリー…前走で連勝は６止まったがこれは古馬相手でのもので度外視していい。気の勝った気性に映るので、ひとつ佐賀からの長距離輸送をうまくこなせるかがカギにはなるが、豊富なキャリアと出脚の速さはここに入っても強力な武器になるはず。当然軽視は不可。

△(2)クラウドノイズ…実績馬は来週の菊水賞回りで、この馬が地元大将格。前走の兵庫YCは久々に加え、逃げ馬にとって不利とされる姫路最内枠から強引にハナを奪って行く形で早め失速。調整の順調さで言えば今回の方が上、地元利生かし、マイペースの逃げに持ち込めれば変わってきていい。

△（4）ウオタカ…2歳時には現高知３歳世代ナンバー1の呼び声高いプリフロオールイン、今回中心視されるリケアサブルに先着実績あり。2走前のネクストスター高知では大外枠がアダとなり、済し崩しに脚を使わされ大敗を喫したが、前走の佐賀フォーマルハウト賞では長く良い脚を使っての３着と変わり身を見せた。遠征を経験できた点はひとつ収穫に思えるし、鞍上込みで不気味な一頭ではある。