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　昨季も開幕戦のＡ１－１組は1400ｍだった。オヌシナニモノが女王ハクサンアマゾネスを完封、３着エムティアンジェも含めたハイレベルな争いが繰り広げられた。今年は1700ｍ希望馬が11Ｒの２組を選択できたため、有力馬が分散してしまったものの、短距離が向く実力馬が顔を揃えた。注目はもちろんオヌシナニモノ。昨季後半は少々不本意な走りだったが、夏場が苦手で冬～春がいい馬。態勢を上げていると見るし、ねじ伏せてくれるはず。逆転なら同じ元ＪＲＡオープン馬レディオマジック。転入初戦で手探り段階とはいえ動けそうな感触ではある。昨季が上々だったセブンダートオーも流れに乗れれば肉迫可能。この３頭主力で、以下は少し展開の助けがほしいところ。

◎は(3)オヌシナニモノ。昨春もＪＲＡ時ＯＰ入着の短距離なら当地に敵なしの開幕から５連勝。苦手の夏に落ち込む傾向あり、冬～春が本馬のベストシーズン。近走より動くはずで、ビシッと追い切りを２本。実際に動きや雰囲気は２ヵ月半ぶりを感じさせず、それなら実力を信頼すべき。

○は(11)レディオマジック。オヌシナニモノ同様、こちらもダート短距離でＪＲＡ時はオープン入り。その後は結果が出ず、直前の浦和３戦も負け過ぎではあるが、当地入り後の雰囲気もマズマズで、全く動けない態勢には映らない。他の有力馬と違い２月に出走の利もあるし、課題の行き脚さえ問題なければ好レースに。

▲は(4)セブンダートオー。未知の2000ｍだった前々走の頂上決戦・中日杯でも３着。当地屈指の走力を実証した。中央２勝の距離に戻った前走は勝ち馬も強かったが、反応案外で中１週も応えた印象。イレ込みがちな気性で冬休み明けの調整が難しそうな点がどうかだけ。末脚を引き出せれば上記２頭に肉迫可能。

△は(1)カレンリズ。ＪＲＡダート短距離で２勝、高知では牝馬準重賞まで５連勝。その後が負け過ぎ、今回は昨年９月以来の転入初戦で、正直言って半信半疑の臨戦過程と調整内容ではあるが、スピードタイプらしく追い切りは破格時計をマーク。この適距離で揉まれず運べれば、当地で復活もあり得る。

注は(6)キープクライミング。斤量増のここ２走は一線級との差も感じたが、４歳の昨季は着実な成長を見せて、10月1400ｍではオヌシナニモノと接戦も。今春も好仕上がりに映り、マークする展開にもうまく対応できれば上位争いに参戦。