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2024年2月26日   春風(はるかぜ)特別A6サラ系一般 定量 (名古屋競馬)  

名古屋競馬   第10レース   勝ち味を覚えた コトヴィア
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"

7-3_nagoya.jpg この日のメインはA6組で行われる春風特別。8頭立てと手頃な頭数に加え、転入新馬2頭は10歳の高齢馬と長期の休養明け。更に言えば既存勢力の1頭は初戦で6秒8差の大敗を喫している。実質は印の入った5頭の争いでその順番当てが焦点に。新競馬場になってからは想像もつかない荒れ方をする名古屋競馬だが、このレースに関しては比較的順当に収まりそうなムードだ。主力視したのは転入初戦でB3組を勝ったばかりのコトヴィア。中央で3着が4回、道営で2着が4回の戦績で勝ち味薄タイプかと見ていたが、蓋を開けてみればそれは大きな間違いだと分かった。2番手で手応え良く運んで4角で仕掛けられるとあっさり3馬身差抜ける好センス。あの内容なら格上げ戦でも引けを取ることはなさそうだ。一方で、ひと足先にA級の流れを経験したショートストップ。結果は3着だったが、テンに置かれてできれば持ち前の末脚が生きてきそう。追い比べの展開ならこちらに分があってもいいだろう。主力2頭は機動力の差を重視したもの。これらの間隙を突くとすればダブルダブル。笠松戦は前後半が49秒5-51秒8のよどみない流れで強気に前に行き過ぎたぶんの負け。勝ち馬に展開が向いてしまっただけだ。地元でメンバーは上がるが、ここでも遜色ない力はあるはず。フレッチャネーラも警戒は怠れない。前走は内枠で出遅れて流れに乗り損ねた印象で、外枠なら違ったレースが可能だろう。代打も岡部騎手なら心強く、立ち回り次第ではまとめて面倒を見る場面も。ここまでが争覇圏。もう1頭のエコログロリアスは転入2走目で一応の変わり身を示したが、気難しい面を抱えており主戦が乗れないのは不安要素に。元中央1勝馬で力は認めつつも今回は押さえ程度がいいか。

◎(1)コトヴィア…4カ月ぶりの実戦でも仕上げに定評のある川西厩舎らしく馬体はできており、2番手からあっさり抜け出す好センス。中央で3着が4回、道営で2着が4回の戦績は単純に相手関係によるものだろう。あの勝ちっぷりなら格上げ戦でも引け目はなく、1番枠は不利でもドラゴンズバックを行かせて外へ切り返してしまえば丁度いい展開になりそう。仕掛けのタイミングさえ間違わなければ勝ち負けに。

○(8)ショートストップ…元々テンに素軽いタイプでなかったとはいえ、ここ2走の行きっぷりがひと息。しまいは流石の伸びで2、3着にまとめているが、序盤のディスアドバンテージが祟った印象だ。今回はその辺りひと工夫してきそうだし、8頭立ての外枠というのも好都合。追い比べの展開にさえ持ち込めばこちらに分があるのでは。射程圏で運べれば逆転も視野に、そうでなくとも馬券からは外せない存在か。

▲(4)ダブルダブル…岩手の成績はさほど目立つものではなかったが、転入2走目で鮮やかな変わり身。降雪による開催中止の影響もなく、笠松戦でハナ差2着。展開を考慮すれば負けてなお強しの印象で、地元のA級でも遜色ない走りができそうだ。陣営の感触も良好で、敵を前(コトヴィア)に見るか後ろ(ショートストップ)と見るかで立ち回りが決まるが、その辺りは加藤聡騎手が巧みに導いてくれることだろう。

△(7)フレッチャネーラ…前走は格上げ戦でメンバーも結構強力だったのは確か。ただ、出遅れて流れに乗り損ねたのが影響した印象で、あれが能力ではないはず。テンに行くタイプではないが、外枠なら無理のない位置取りが可能に。道中でためが利けばなかなかパンチのある走りができる馬だし、ひと脚をうまく生かせば上位に割って入ることも十分。ペース判断に狂いのない岡部騎手というのが何とも不気味だ。

×(2)エコログロリアス…中央1勝はダート1700mで、兵庫でもB1で2着が2回の戦績ならば当地のこの辺りのクラスなら勝ち負けが可能と踏んでいたが、初戦がまさかのしんがり負け。2走目で4着と一応の変わり身を示したが、まだ半信半疑な面は残る。気難しい面を抱えておりテン乗りは不安要素だが、3走目で体調面の上積みは見込んでいいし、力さえ出し切れば馬券圏内へ食い込んでも何ら驚きはない。

おすすめ買い目

馬単 1→8 8→1 1→4 4→1 1→7 1→2

 

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