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2023年10月19日   サフラン特別A2サラ系一般 定量 (名古屋競馬)  

名古屋競馬   第11レース   適鞍で見直す リアルモンスター
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"

7-2_nagoya.jpg この日のメインはA2組で行われるサフラン特別。前開催のクンツァイトオープンで2着のサンブルーミントン、4着のリアルモンスターが主力を形成するが、前者は強い勝ち馬がひとマクりで前を掃除してくれたのが奏功した印象。一方で、後者は勝負所で勝ち馬の動きに反応し切れなかったのが影響。ここにはそんな圧倒的な馬は不在で、僚馬タイガーアチーヴとペースを支配できそうなリアルモンスターに逆転の可能性を求めたい。これらを追うのは末脚に定評があるクジラリョウガクジラは前走が全くの不発で気掛かりな面はあるが、見た感じでは出来に陰りはないし、1700mに延びるのも歓迎のくち。リョウガもゴールド争覇5着なら健闘の部類で、やや体調面のピークを過ぎた嫌いはあるが、A2組で得意の1700mならまだ上位争いを見込んでいいだろう。他では、ゆったり先行できればハクサンスプリングベガスストリップもうるさい存在か。主力2頭に次ぐのが差しタイプだけに、立ち回りの妙で粘り込む場面があっても驚けない。

◎(1)リアルモンスター…初めてのオープン挑戦となった前走は勝負所のペースアップに対応できず4着止まり。とはいえ、強い勝ち馬のアオりを受けた印象で、最後までバテずに食い下がってはいた。ここにそれだけ一気にレースを動かす馬は不在で、走り慣れた1700mに戻る。僚馬タイガーアチーヴに先導してもらい、タイミング良く先頭を奪って後続の追撃を封じる算段か。今井騎手がうまく勝利に導くとみた。

○(8)サンブルーミントン…こちらも初めてのオープン挑戦となった前走で後手を踏みながらも冷静に立ち回り、強い勝ち馬のマクりにうまく便乗して2着と好走。地力強化を印象付けた。1700mは2戦2勝と長めの距離を得意としており、A2組なら勝ち負けの計算が成り立つ。浅野騎手も手の内に入れて持ち味を引き出しているし、出来は高値で安定。本来ならもう一列前で運べるし、ここも大崩れは考えづらい。

▲(7)クジラ…差し、追い込みが上位を占める流れで全くの不発だった前走に不満を覚えるが、この中間は時計になるケイコを消化できたし、出来落ちということはなさそう。3走前の同鞍ではタイム差なしの2着と好走しており、簡単に見限るわけにはいかない。鞍上の大畑慧騎手は新人らしからぬ差しでの好走例が多く、実力拮抗で他馬が勝ち気に逸れば減量を生かした最後のひと押しで痛快な逆転劇が見られるかも。

△(4)リョウガ…交流重賞で苦戦が予想されたゴールド争覇だったが、流れが向いたとはいえ5着と大健闘。決して丈夫な馬ではないが、陣営の適切なケアによりうまく好調を保っているようだ。A2組に戻って得意の1700mなら流れに応じて先行、差しと鞍上の意のまま自在な立ち回りが可能か。まだ上位に食い込むだけの力は残しているとみたい。ただし、勝ち切るには展開利が必須で連対候補という評価が適当かも。

×(2)ハクサンスプリング…夏場の絶好調時の気配と比較するとさすがにピークは過ぎたかの印象だが、ここ2走のA2組、昇竜戦では差し馬向きの流れでも各4着と崩れずまとめている。力を付けているのは確かなようだ。この組み合わせならある程度落ち着いた流れが想定できるし、前2走以上の粘りが見られてもいいだろう。

×(3)ベガスストリップ…1500mの6勝に対して1700mでは2勝止まりだが、守備範囲とは言えそうだ。順調に使い込んでいるだけに大きな変動こそないが、いつも以上に追い切りで負荷を掛けられたし、存分に力は発揮できるものとみていい。前走は乱ペースに泣いただけに、前有利の流れなら変わり身があっても驚けない。

おすすめ買い目

馬単 1→8 8→1 1→7 7→1 1→4 4→1 1→2 1→3

 

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