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2023年10月18日   セレクトゴールド第4戦2歳 特別サラ系2歳 定量 (名古屋競馬)  

名古屋競馬   第11レース   折り合ってもうひと押し ジャズボーカル
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"

7-1_nagoya.jpg この日のメインはJRA認定セレクトゴールド第4戦。名古屋デビュー馬限定とあって、新馬勝ちを果たした馬たちの次なるターゲットになる高額賞金の懸かったレースだ。転入馬にも出走権利がある前回のセレクトゴールド第3戦で上位争いを演じた3着ジャズボーカル、4着ネッサローズが主力を形成するが、同レースで逃げていたネッサローズにとっては同型リンクビーナスの存在は気になるところ。同馬は若駒盃、セレクトゴールド第1戦と徹底先行を貫いているだけに、ここもその戦術に変更はなさそう。付け加えれば、実戦を想定してゲートからの追い切りを敢行したハーピークオーレも現状を打破するために逃げを標榜している。先行争いが激しくなるのは折り合い面に課題を抱えるジャズボーカルには追い風になるか。道中でもうひとためが利けば勝利をグッと引き寄せそうだ。これらを追うのは前走でネッサローズと0秒4差のモーニングスカイ、暑い盛りは無理せずここに照準を合わせたリンクビーナス。ただ、これら2頭は現時点で主力2頭を凌駕するほどの走りができるかは微妙で、あくまでも一角崩しの期待となりそう。堅実差しに定評があるカピタンソーラレイはセレクトゴールド第2戦で3、4着と好走歴はあるが、やはり前がモツれないとそれ以上はどうかという見立て。実力差と配当面を天秤にかければ狙ってみる価値は十分にありそうではあるが、過度の期待は避けたい。

◎(5)ジャズボーカル…まだ粗削りで好凡走の落差に迷う面はあるが、潜在能力の高さでは生え抜き馬でも五指に入るもの。2度目の認定戦となったセレクトゴールド第4戦は3角まで持ったままの手応え、直線入り口で抜け出しかけた所で後続の差し込みを許したが、いつ勝ち上がってもおかしくないレベルにある。当面の相手(ネッサローズ)を前に見る形で道中うまく折り合えば、きっちり抜け出してくるとみた。

○(9)ネッサローズ…7月の新馬戦の勝ちっぷりから生え抜き馬では一番星とみる記者も多いが、認定戦ではセレクトゴールド第1戦、第3戦とともに4着に甘んじた。前者は発馬ひと息で差す形に戸惑った印象で、後者は後続の執拗なマークに詰めを甘くした。成長過程にある馬にはいい勉強になったし、涼しくなって気配も徐々に持ち直してきた。まだまだ奥行きがありそうで、追い掛けて損はない器だろう。

▲(10)モーニングスカイ…新馬勝ちのキャリア1戦のみで臨んだセレクトゴールド第2戦では3~4角の追い上げに見せ場。直線で伸び切れなかったが素質の一端は示した。距離2走目、ペース慣れを見込めばもうひと押し利いても良かった前走で6着とは案外だが、まだ力を付け切っておらずムラな面を出したのは仕方ない。生え抜き馬限定で各馬が勝ち気に逸る展開にでもなれば、的確な末脚が生きる可能性は十分か。

△(4)リンクビーナス…仕上がりの早さを生かして6月に3連勝と荒稼ぎしたが、放牧明け、初めての1500mと不利な条件が重なった若駒盃で4着とメドを立て、逃げ有利の馬場を生かしたとはいえセレクトゴールド第1戦で寸前まで粘って2着。単なる早熟という誹りを跳ね除けてみせた。前走時と違って差しが利く馬場に変わった点は気になるところだが、マイペースで運べば簡単には止まらない? 軽視は不可だ。

×(12)カピタン…新馬戦は2着と取りこぼしたが、1500mに延びて2歳特別を連勝。さほど切れる印象こそないが、渋太い末脚が身上の堅実タイプ。月1走の無理のないローテで態勢作りに余念はないし、まだ発馬が不安定で外枠を得たのも歓迎できる。大物感こそないが、乱戦になればこういったタイプが浮上するかも。

×(3)ソーラレイ…新馬戦は6頭立てのしんがり人気で大駆け。1500mに延びてからは入着前後でもうひとつ弾け切れないでいるが、徐々に馬体に実が入って悪くない臨戦過程にある。発馬が安定せず今回もおそらく後方からになりそうだが、無欲の追い込みでデビュー戦と同様に周囲をアッと驚かせる場面がないか。鞍上の手腕に期待。

おすすめ買い目

馬単 5→9 9→5 5→10 10→5 5→4 4→5 5→12 5→3

 

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