Odds Park 競馬

今季の対戦も少なく臨戦過程も様々な顔ぶれ。1400ｍがプラスの先行タイプが多く展開不透明で、全馬圏内と言える難解戦。ある程度自在に立ち回れる馬を馬券の軸に据えたく、この相手でどこまでやれるか分からない面があってもリパリスに期待したい。昨春大井で差してＣ２勝ちなら前走のような逃げにはこだわらず、減った馬体重が中２週の日程で回復なら上積みも。前走も競るように先行したノーブルアトラス、ジャストインタイムは他馬も参戦してきそうな先行争い・ペースが鍵で、加えて暑さの影響も心配が…。元ＪＲＡオープン馬コンパウンダーは出遅れを覚悟すべきでも、ある程度は確実に走れそう。この距離は割引・攻めセーブ気味の３歳馬エムオージェネラルも本来なら勝って不思議ないクラスだ。

◎は(7)リパリス。近況から半信半疑だった前走、スローと見て内からハナを奪った好判断も光ったが、適した1400～1500ｍに使える当地での再生を印象づけた快勝。程々の追い切りに留めたものの、馬体減の前走時より体つき好印象。大井時５戦３勝は差し。違った展開になっても対応して能力的にも通用可能なはず。

〇は(2)コンパウンダー。芝の短距離で４勝の元中央オープン馬で、昨季はＡ１～Ａ２でも好走歴。Ｃ２降級でも今春案外も、５月以降は出遅れながらも１着・２着・３着と軌道に乗ってきたかの内容に。ベストは道悪だが1500ｍより1400ｍ向き。ここ２走のように逃げ馬が残る展開にならなければ前進可能。

▲は(5)ジャストインタイム。３年前だがＡ２勝ちの実力、昨春もＢ１勝ち。理想は道悪・1400ｍだが、本来もっと上の地力。本馬場追いで臨み、ノーブルアトラスを交わして一旦は抜け出した前走４着を見ても1500メートルだと甘くなるが、５着だった前々走よりメンバーは多少楽に思える適距離のここなら先行争いとペース一つ。

△は(8)ノーブルアトラス。好走凡走の落差が大きい当地入り後だが、前走６着はハナ主張も裏目に出たかの失速、３走前３着はイン追走でスローにハマったもの。共に敗因は展開。また、本馬場で追い切らなかった時の方が１着・１着。今回の軽目調整むしろプラスかも。晴天の良馬場、先行馬揃いさえ克服なら反撃。

注は(3)エムオージェネラル。開幕戦・1500メートルの３歳Ａ１を最後方一気で勝ち切って、３歳重賞戦線でも楽しみになったが、乗り難しさで足踏み、北日本新聞杯・石川ダービーの二冠重賞は６着・８着止まり。同条件で４着の前々走は好メンバーだっただけに、この顔ぶれなら勝負になっていいはずだが、モタつきがちな脚質と距離不足の1400ｍが少々心配。その点だけ。