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2023年6月29日   ゼラニウム特別A2サラ系一般 定量 (名古屋競馬)  

名古屋競馬   第11レース   仕切り直しだ コウイチ
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"

7-2_nagoya.jpg この日のメインはA2組で行われるゼラニウム特別。8頭立てと手頃な頭数で、展開的にも本命馬のコウイチが行って、有力処のネオトリニティーや金沢からの転入初戦となる実績馬のネオアマゾネスあたりが追い掛ける形。すんなりとした流れが想定されるだけに、大きな波乱はないだろう。コウイチはトリトン争覇でスローに落としながら上がり勝負で完敗を喫した。転入初戦で前後半49秒8-51秒8のハイラップを刻んで押し切っているように、後続に脚を使わせるタイプの逃げ馬に映る。主戦の山田祥騎手ならスイスイ飛ばして寄せ付けない構えか。番手に収まるのはネオトリニティーネオアマゾネスだが、後者は僚馬がハナに行くだけに無理はしない。鈴を付けに行く役目は前者ということになる。マイペースを守ればこれの2着目が濃厚だが、勝ち気に逸れば末を失う可能性も出てくる。その場合は後方で末脚勝負に徹するリョウガが狙い目になりそう。2走前のように早めにスパートすると直線で甘くなってしまうだけに、前走のような形になるし、おそらくそういった競馬をするはず。転入新馬2頭(ネオアマゾネスマブイーグル)は実績的に当地のこのクラスならやれていいが、まだ手探りの仕上げでいきなり全開とはいくまい。押さえにとどめて3連単の①③④や①④③の目で勝負するのも手だろう。

◎(1)コウイチ…1番人気に推されたトリトン争覇だが、山田祥騎手が疾病のため急遽の乗り替わりで新人の大畑慧騎手に託された。前後半51秒0-49秒4のスローに持ち込んで一見するといい感じだったが、この馬のリズムではなかったか3角で交わされてしまって万事休す。あれが能力ではない。今度は主戦が復帰して適鞍に戻る。加えて言えば強力な同型不在でマイペースが濃厚。ならば2走前の再現といくか。

○(3)リョウガ…南関東B2から4月に転じて(0203)。初戦こそ先行して粘りを欠いたが、2走目以降は末脚勝負に徹して見せ場を連発。決して脚元が丈夫な馬ではないが、陣営のしっかりしたケアで態勢作りに余念はない。勝ち気に逸って早めに仕掛けると弾け切れぬ公算が大だが、じっくりためれば極上の切れ味を発揮する。

▲(4)ネオトリニティー…金沢遠征で若干減っていたが、22キロ増は戻し過ぎだったかも。レースでは若干立ち遅れて終始砂の深い所を通る羽目になり、3角過ぎに先頭に並びかけたところで一杯になった。1700mは3走前に勝った舞台だし、前走からひと絞りあれば巻き返しは十分に可能なはず。本命馬を深追いしなければになるか。

△(8)ネオアマゾネス…金沢で重賞2勝の実績馬だが、今期は5戦して(0014)とまだ調子が上がっていない段階での移籍。一応、追い切りを2本消化したが、まだ手探り状態で本調子には至らない様子だ。僚馬がハナに行くのでテンに無理はしないだろうから最後にひと押しが利いてもいいが、やはり半信半疑な面は残る。

×(7)マブイーグル…一昨年の10月に兵庫でA2勝ちの実力馬。直近の4走では入着が1回のみと振るわないが、3月にB1勝ちがあれば極端な衰えはないだろう。ただし、転入後は乗り込み主体の調整で追い切りなしで臨む。その辺りを考慮すると初戦からエンジン全開とはいかないかも。力は認めても押さえまでが賢明とみる。

おすすめ買い目

馬単 1→3 1→4 1→8 1→7

 

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