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2023年6月28日   鱚(きす)特別A3サラ系一般 定量 (名古屋競馬)  

名古屋競馬   第11レース   スピードの違いを示す ウェーブメジャー
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"

7-1_nagoya.jpg この日のメインはA3組で行われる鱚特別。A級ではそれほど多くない920mという特殊な舞台設定だけに適性が問われることになるが、やはり最右翼は中央2勝クラスからの移籍初戦となるウェーブメジャーだろう。中央2勝は1200mでの逃げ切り勝ちで、2勝クラスでは6戦して5着が1回のみながら、常に先行争いを演じているスピードは評価できるもの。920mに組まれたのは幸運以外の何物でもない。追い切りも手応え十分に半マイル50秒台をマークと脚力を見せ付けた。好発進を決める公算はかなり高そうだ。これを追うのは3走連続で連対中と好調を保っているヴァーツラフゴールドスノー。前者はテンのスピードをセーブして成績を向上させてきた経緯があり、その気ならかなり速いはず。後者は1400m未満の距離はデビュー戦以来で未知の面があるが、外からすんなり流れに乗れるだけに十分に対応できそう。本命馬を脅かすとすればこれらだろう。唯一同舞台で勝ち鞍(12月21日戦)があるウォーターリベルテも注意すべきだが、暑さにはそれほど強くないタイプ。当時ほどの馬力はないようにも映る。南関東B2勝ちがあるヨドノオーシャン、元中央3勝クラスの力を発揮し始めたタイガーサイレンスも捌きひとつで3着なら十分可能か。

◎(6)ウェーブメジャー…中央2勝はともにダート1200mで、2勝クラスでも0秒4差5着がある。常に先行争いを演じているスピードは当地のこのクラスなら上位の見立てでいいだろう。ゲートセンスが良くて920mは持って来いだし、追い切りも手応え十分に好時計をマークと仕上がりも良好。好発進を飾る公算は大きそうだ。

○(7)ヴァーツラフ…最近は笠松で良績を挙げているが、地元でも条件さえ整えば遜色ない力の持ち主。折り合いをつけて成績を向上させてきたが、その気ならハナも狙えるスピードがある。今後のことを考えるとあまり仕掛けては行きたくないが、ここが正念場と遠慮なくぶっ飛ばせば大駆け十分。ウェーブメジャーの外なら脈ありか。

▲(9)ゴールドスノー…A級昇格後は(0402)と勝ち切れないでいるが、前走などはもうひと押しあればの内容。新馬戦(旧コースの800m)以来の短距離戦だが、折り合いに気遣わなくていいぶん1700mよりはいいのかも。外から被される心配がないので伸び伸びと走れそうなのはいい。前にうまく圧力をかけて行ければ楽しめそう。

△(8)ウォーターリベルテ…昨年12月の同鞍でウィップラッシュ(金沢・日本海スプリント2着)を1馬身差退けた。メンバーで唯一の同舞台勝ちは強調できるが、夏場はあまり得意ではないだけに、当時の馬力は見込みづらいかも。3キロ減起用でその辺りを補いたい。外めの枠でゴチャつく恐れが薄れたぶん離されず追走できれば。

×(10)ヨドノオーシャン…南関東B2で勝ち鞍があれば当地のこのクラスなら十分に通用する勘定だ。初戦の凡走は移籍してきたばかりで手探りの仕上げだったぶんか。全盛期はある程度前で競馬ができていたが、近走は加齢のせいか若干出脚が薄れた印象。ただ、本来は渋太く脚を伸ばすタイプだけに先行激化で前が止まれば侮れない。

×(2)タイガーサイレンス…中央在籍時の3勝は全て1400m(笠松交流戦を含む)とあってか、2走前(2100m)はさすがに長過ぎた。同じ3組でも地元馬同士で1700mの前走では際どく抵抗できたし、使いつつ動ける態勢が整ってきたとみていい。ハナっ速い印象はないだけに920mでどうかだが、控える競馬もできるだけに大差はない。

おすすめ買い目

馬単 6→7 6→9 6→8 6→10 6→2

 

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