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2023年6月 2日   エメラルドオープンA1 特別サラ系一般 別定 (名古屋競馬)  

名古屋競馬   第11レース   地元馬同士ならメイショウシルトが中心
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"

7-2_nagoya.jpg 最終日のメインはA1組で行われるエメラルドオープン。9頭立てと手頃な頭数で実績馬あり、昇り馬あり、展開的にも逃げ馬あり、追い込み馬ありで色々な切り口で楽しめるメンバー構成と言えよう。主役を担うのは3頭出しの角田厩舎のエース格、メイショウシルトだろう。地元馬同士のオープンに戻って見直しは当然だが、3~5走前の着差を見ても分かるように派手な勝ち方をするタイプではない。そういう意味で他馬にも付け入るスキはありそうだが、リーディングの岡部騎手がここもきっちり勝ち負けへと導くであろう。逆転を求めるのであれば、当地で見事に再生を遂げたファルコンウィングだが、ユウアメリカン、メイショウシルト、ベガスストリップに行かれて4頭目を回らされるとさすがに厳しくなるかも。やはり2~3番手のポジションを取ることが肝要だ。ここに来て復調ムードが漂うグリグリグリタロウは角田勢が前を固めるとペースは上がらず、一団競馬で内に閉じ込められるのは避けたい。終始内々を通るのも有利とは言えないだけに、どこかでうまく外へ出すことが必要に。ただ、うまく捌ければ一網打尽の脚を繰り出すことは十分だ。力量上位のコンビーノは久々の割り引きは必要だが、自分のタイミングで動ける外枠を得ただけに、やはり怖い存在だ。スイスイ加速して塚本騎手の檄に応えて抜け出してもおかしくない。他では展開の鍵を握るユウアメリカンとベガスストリップの2頭。弾みを付けてのオープン挑戦だが、さすがに勝ち負けまではどうか。うまく展開がハマった場合の残り目の3着があればといったところか。

◎(5)メイショウシルト…ここ2走は他地区、中央の強豪相手に苦戦を強いられたが地元馬同士のオープンなら話は別だ。3走前のアクアマリンオープン勝ちが示す通りで勝ち負けの公算が大きい。しっかり間隔をあけたことで激戦の疲れも癒えたようだし、追い切りで鋭い動きを披露した。相手なりタイプで何かにやられる可能性はあるが、鞍上の岡部騎手を込みで馬券の軸ととしては一番頼りになる存在だろう。

○(7)ファルコンウィング…南関東A級でやや限界を見せてからの転入だったが、地区レベルの差もあってか見事に再生。3走前の昇竜戦は先行2騎が競り合う展開でハマった印象があったが、前走ではA2組ながら好内容の2着。勝ち馬は東海桜花賞で5着の成績から、この馬を物差しにすると◎とも大きな開きは感じない。前を固めるであろう角田勢の牙城をうまく崩せば、オープンでも勝ち負けの計算が成り立つ。

▲(2)グリグリグリタロウ…2走前にA4組で復活の狼煙を上げると、2組に上がった前走でも内から際どく迫って3着。僅かに0秒1差届かなかったが、続けて差す競馬で結果を残せたことは収穫大だったか。この中間は更に動きにキレを増して、ここは1500mを求めての希望出走。得意の距離ならオープンでも引けを取るとは思えず、一発の魅力を秘める。あとは週末の雨の影響で前有利の馬場にならなければ。

△(9)コンビーノ…昨秋から年明けにかけてオープンで4、2、1、2着と好走を連発。さすがに名古屋大賞典は分厚い壁に阻まれたが、連戦の疲れもあったろう。小休止してここが2カ月半ぶりの実戦になる。追い切りの動きは及第点だったが、さすがに初戦からエンジン全開となるかは微妙。力は認めつつも今回は若干割り引きたい。

×(3)ユウアメリカン…2走前は外から押し込まれて不本意な形で凡走したが、前走ではすんなり先手を奪って前後半が51秒1-49秒9だから逃げ切りも当然だったか。弾みを付けてのオープン挑戦で、直後を僚馬メイショウシルトベガスストリップが固めれば少しは楽ができる? さすがに勝ち負けまではどうかも、3着なら十分か。

×(6)ベガスストリップ…2月戦後はらしくない走りが続いたが、歯の治療を施してカイバ食いが改善、前走で久々の勝利を挙げた。走破時計の1分34秒6ならオープンでも引けを取らず、引き続き同距離なら十分にやれそうな感触だが、勝負所のペースアップに対応できるかが鍵。時にモロさを見せるので半信半疑。押さえにとどめる。

おすすめ買い目

馬単 5→7 7→5 5→2 2→5 5→9 9→5 5→3 5→6

 

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