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2023年6月 1日   アヤメ特別A2サラ系一般 定量 (名古屋競馬)  

名古屋競馬   第11レース   レース巧者スターインパクトが馬券の軸
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"

7-1_nagoya.jpg 直前になって回避馬が続けて出てしまったぶん6頭立てと寂しい頭数になったが、少頭数で一団競馬となってペースが緩めば、仕掛けのタイミングの妙で思わぬ波乱の結末というのもよく見られる光景ではある。当地でまだ馬券絡みのない馬でも全く無視はできないというのが正直なところだ。主力を形成するのは21年にオープン勝ちがあるタイガーアチーヴと前回の同鞍で最先着のスターインパクト。前者は1年半以上も勝ち星から遠ざかっているが、新コースに移ってからオープン、昇竜戦で各2着と随所に存在感は発揮できている。ただ、やはり好走には逃げが条件のタイプで、それが近走で安定感を欠いている要因だろう。今回は久々にマイペースが可能な組み合わせ。新人・大畑慧悟騎手が4角までうまく先頭を守れば押し切りまで描けそうだ。一方で、後者は5~6月に(3115)の成績で漆黒の馬体でも暑さを苦にしないタイプ。引き続き好気配を保っており、前回ぐらいの走りは計算できるか。相手関係に恵まれたここはチャンス大だ。これらに割って入るとすれば転入3走目のアルジ。長欠明けを叩きつつ態勢が整ってきた。追い比べになれば塚本騎手の剛腕が生きてくるだろう。前走だけ走ればファンキーゴールドもいいところだが、パンとせず休ませた経緯がある。押さえにとどめるのが妥当かも。無印となったが、今年は暑さにもギリギリ耐えているセイカリス、地味な成績だが絶望的な差はないメンターモードだって先団各馬の仕掛けが早まれば3着ぐらいはあっていい。

◎(5)スターインパクト…以前は1500mがベターで距離が延びると若干の割り引きが必要というタイプに映ったが、3走前のA3組勝ちは1700mで、(1200)と安定した成績を残している。2走前の昇竜戦では中団で掛かり気味のぶんジリ貧に終わったが、前走ではうまくためが利いて同様の位置からでもひと伸び。2着と0秒2差に詰め寄った。好気配を維持できており、先着を許した2頭が抜ければ当然チャンス。

○(2)タイガーアチーヴ…それほどテンに速くない逃げ馬とあって、ここ4走は得意の形に持ち込めておらず善戦止まり。とはいえ、不本意な差しの形でも2度掲示板を確保するあたりは地力の成せる業か。ここは他に徹底先行型は不在の構成だけに理想の単騎逃げが見込める。少頭数で道中で十分に息が入れられそう。後続が押し上げる前にペースアップして3キロ減の恩恵を生かせば粘り込んでおかしくないだろう。

▲(4)アルジ…中央から高知へ転じて22勝を積み上げて、21年にはオープン勝ちの実績。8歳となっての移籍で半信半疑な面もあったが、2走目で一応の変わり身を示してメドの立つ走り。中間は他厩舎の2歳馬に胸を貸す格好でいいケイコを消化できたし、更なる上積みが見込める。前走で◎との着差は0秒2差に過ぎず逆転は可能か。

△(3)ファンキーゴールド…こちらは▲に先んじて高知A級からの移籍だが、叩き3走目の3月戦のA2組で既に2着と脚は魅せている。ただし、体調がパンとせず、一旦緩めて再仕上げ。直前に時計になるケイコを課せておらず調整途上といった印象。地力の高さは認めるものの、今回ばかりは若干の割り引きが必要だろう。

おすすめ買い目

馬単 5→2 2→5 5→4 4→5 5→3 3→5

 

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