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2022年3月10日   第45回 名古屋大賞典JpnIII オープンサラ系4歳以上 別定 (名古屋競馬)  

名古屋競馬   第11レース   連覇を果たしてさらなる高みへ クリンチャー
"全国公営競馬専門紙協会事務局"

7-1_nagoya.jpg◆中央馬

エブリワンブラック…昨春に2勝クラス→3勝クラスと連勝してオープン入りを果たしたが、3走前の師走オープンの4着が最高。今期は芝の関門橋ステークスをひと叩きしてここへ矛先を向けてきた。この中間は入念に調整が積まれており、右回りダートのこれぐらいの距離はぴったりの様子。地方馬場の適性次第では侮れない存在。

アメリカンフェイス…昨秋10月の赤富士ステークスでハナ差の接戦をモノにしてオープン入り。続く浦和記念では7着だが、門司ステークス5着を挟んで、佐賀記念へ向かうとケイアイパープルに離されたが2着を確保と進境を示した。その後はしばらく小倉で滞在、美浦に帰厩後も状態は良好と聞く。まだ5歳で伸張の余地は大きい。

アナザートゥルース…2019年の名古屋グランプリでは0秒3差3着。その後は2020年のダイオライト記念を逃げ切り勝ち。地方馬場で(1133)と経験も豊富だが、昨暮はチャンピオンズカップ3着、東京大賞典6着(0秒6差)と中央、地方を問わず安定した成績を残している。中央馬の中では一番前で競馬しそうで要注目だろう。

クリンチャー…昨年の名古屋大賞典は好位でためて、4角先頭から鮮やかに抜け出す完璧な内容で勝利を飾った。その後は4戦のみと不本意なシーズンとなったが、帝王賞3着、東京大賞典2着。4連覇の偉業を成し遂げたオメガパフュームには0秒1差後れを取ったが、あわや勝つかの場面が。ここで弾みを付けて再び頂上を目指す。

ケイアイパープル…昨夏8月に阿蘇ステークスを5馬身差でぶっご抜くと、続くラジオ日本賞も制してオープンを連勝。昨暮の名古屋グランプリでは勝ち馬の決め手に屈したが2着。今期初戦の佐賀記念を5馬身差で圧倒してここにきての地力強化は目覚ましい。距離的にはグランプリよりも走りやすく、もう1つ上の着順があっても。

◆地方馬

ブルーヘスター…昨春5月に南関東C1から転じて5勝。着実に力を付けて前走でA-3特別を勝った。重賞では地元馬同士の名古屋記念、マイル争覇で各5着が精一杯。末脚勝負に徹してどこまで食い下がるか。今後の糧になるようなレースを期待。

ジンギ…昨年の名古屋大賞典では1秒5差4着。地方馬最先着を果たした。その後は六甲盃こそ不覚を取ったが、姫山菊花賞、園田金盃、白鷺賞で重賞3連破と絶好調で駒を進めてきた。陣営も「昨年以上の結果を」と力が入っている様子。楽しみだ。

サンマルティン…元中央オープンだが実績は全て芝でのもの。しかも競走馬としては峠を過ぎた感のある10歳馬だ。岩手へ転じて4勝を挙げたが、C1~C2と条件に恵まれた。当地オープンでも見せ場のない内容が続く。状態自体は多少上向きだが。

トミケンシャイリ…昨年の東海ダービー馬。秋の園田遠征でリズムを崩したが、年明けのマイル争覇で軌道を修正。続く梅見月杯で他地区の強豪を迎撃。この中間は意欲的な調整を施してきた。地元大将格として中央馬相手にどこまで抵抗できるか。

ホーリーブレイズ…2500mの距離が魅力で遠征してきた昨暮の名古屋グランプリだが、当日は20キロもの大幅馬体減。それでも好位でよく踏ん張って1秒5差4着と健闘。地力の高さを証明したが、続く川崎記念は10着。一枚落ちのメンバーでどうか。

アドマイヤムテキ…昨秋復帰後はA-2特別で5、1、2、1着。笠松への出張策で自信を取り戻して、前走で地元のアメジストオープンも勝って復活をアピール。ただ、1600mまでが守備範囲で1900mはいささか長い。この相手では余計に厳しいか。

ドリームスイーブル…2020年に同舞台でオープン勝ちがあるが、近走は全盛時の走りが戻り切らず。ここ2走で僅かに良化の兆しがうかがえたが、A-2特別のもので地元馬同士のオープンでも厳しい印象。距離が魅力での参戦だが、何頭負かせるか。

◆レース見解
 昨年の覇者クリンチャーがコースと坂路を併用して入念な調整。態勢作りに余念がないのであれば逆らう手はないだろう。ただし、小回りでコーナー6回のコース形態では僅かなミスが命取りになることもある。名古屋グランプリで2着とコース相性はいいケイアイパープルが適距離で前進が見込め、クリンチャーより一歩早めの仕掛けで押し切りを狙う。2頭の覇権争いか。中央馬の中ではハナに行く可能性があるアナザートゥルース、佐賀記念の1秒差は詰められるアメリカンフェイスが次位グループを形成するが、これら2頭との比較では、兵庫の雄ジンギも差はないはず。昨年4着当時より力を付けたことを示す可能性は十分だろう。地元の雄トミケンシャイリも実績面で見劣りは否めぬが、ホスト役として徹底先行の構えで見せ場以上を期待する。

◎(7)クリンチャー
○(10)ケイアイパープル
▲(6)アナザートゥルース
△(3)アメリカンフェイス
×(4)ジンギ
×(8)トミケンシャイリ

おすすめ買い目

馬単 7→10 10→7 7→6 6→7 7→3 3→7 7→4 7→8

 

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