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2022年3月10日   兵庫ユースカップ (園田競馬)  

園田競馬   第10レース   三冠路線を占う一戦
"ケイバブック 宮垣 優"

8-3_sonoda.jpg 木曜日のメインレースは第14回兵庫ユースカップ。西日本交流のレースだが、今年は他地区からの遠征馬がおらず地元馬12頭で行われる。本命は(5)バウチェイサー。昨年の兵庫ジュニアグランプリではJRA馬相手に好勝負。前走は当然の圧勝劇でその後もいたって順調。スンナリ前に行ければ勝ち負けは必至だろう。相手候補は兵庫に転入後は4連勝でまだ底を見せていない(8)エイシンクエーサーと鋭い末脚が持ち味の(2)ラッキーライズの2頭。他には走るごとに成長してきている(9)ウインドケーヴや前走で巻き返して勢い十分の(3)ダイヤモンドダスト、徐々に地力をつけてきている(10)ホクザンゴールドなどが続く。

◎ (5)バウチェイサー…昨年の兵庫ジュニアグランプリでは果敢にはハナを切って最後まで渋太い粘りを発揮して勝ち馬から0秒5差の4着。勝ち馬は先日サウジダービー2着のセキフウ、2着馬は2月にヒヤシンスSを勝ったコンバスチョン、3着馬はその後全日本2歳優駿で3着に入ったプライルードと錚々たる相手だった。2走前の全日本2歳優駿では終始外に張るところを見せてしまったため大きく負けてしまった。前走の笠松でのゴールドジュニアでは他をまったく寄せ付けることなく2着馬に2秒6差の圧勝。スピードの違いで逃げるかたちになっているが、控える競馬も可能。この中間も順調に調整されている模様で仕上がり状態は良い。スンナリ前に付けることができれば勝ち負けは必至だろう。

〇 (8)エイシンクエーサー…ホッカイドウ競馬から兵庫に移籍後4連勝とここではまだ底を見せていない。2走前までは逃げか番手の競馬での勝利だったが、前走は好位から差し切る競馬で良い内容の競馬だった印象。この中間の乗り込みもシッカリしており、最終追い切りでは迫力十分の動きを披露していた。馬体の張り具合も良好でバウチェイサー相手でもまったく引けはとらない。

▲ (2)ラッキーライズ…まだトモのあたりが甘い感じなのでスタートで遅れてしまうが、終いの脚はシッカリとしており確実に寄ってくる馬。2走前の園田ジュニアカップはかなりのスローペースで展開が向かなかった。前走の兵庫クイーンセレクションでは多少展開の助けがあったが、鋭い末脚で3着まで詰めてきていた。今回はシッカリとした先行馬が揃っているのでこの馬にとって好都合な展開になるだろう。前走から少し間隔が開いているが、最終追い切りでは活気のある動きを披露しており仕上がり状態は良好。一発あってもおかしくない。

△ (9)ウインドケーヴ…前走のオープンクラスの一線では逃げる競馬で2着だったし、その時の勝ち馬がいるのでメンバー的には分が悪い印象があるが、走るごとに成長を感じるし、中間の攻め気配もなかなか良い。距離も1400m戦の方が合っている感じなので、うまく立ち回れれば高配当の使者になりそうな予感。

△ (3)ダイヤモンドダスト…2走前の重賞では砂の深い最内枠に入ってしまったことが最後まで響いた印象。前走のオープンクラスの一戦では最後はアタマ差勝利だったが、着差以上に強い内容だった。その時が7頭立ての少頭数なので微妙な評価ではあるが、前哨戦としては十分の結果。今回は相手が一気に強くなるが、2走前の事を考えれば上位争いに加わってきてもおかしくないだろう。

△ (10)ホクザンゴールド…前走の名古屋のスプリングカップでは終始内を回って5着。先行馬が有利の馬場を考えると上々の内容。現状は重賞では少し物足りない感じもあるが、3走前の様に展開がハマれば鋭い末脚で一気に追い込んで来るので注意が必要だろう。

おすすめ買い目

馬単 5→8 8→5 5→2 5→9 5→3 5→10

 

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