Odds Park 競馬

　比較的好調な馬が顔をそろえ、舞台が1800ｍとあらば展開次第でどうにでも転びそうな趣はあるが、現４歳世代のナンバー２と呼べるブンブンマルの動向に要注目だろう。３歳時は春後半に現れたトミケンシャイリに主役の座を明け渡したが、それでも重賞３勝の実績は誇れるもの。長らく重賞戦線を歩んできただけにＡ－３特別なら見下して戦える。４カ月ぶりの実戦も仕上げに定評のある川西厩舎なら能力発揮に支障はないと判断していい。焦点は次位争い。順当ならばアンタエウスだが、距離不足とはいえ前走の負け方が気にならなくはない。1800ｍは若干長いがそのぶん楽に行けそうなブルースウェード、２走前の敗戦を糧に前走では中団からズバッと差したノーティーガールは争覇圏か。得意の冬場にもうひと稼ぎしたいセイカリス、前走が思いのほか強い内容だったセンショウレサイヤも３着目には用意したい。

◎(１)ブンブンマル…３歳時に重賞３勝、東海ダービー２着の実績はここに入れば威張れるもの。昨秋11月のとちのき杯では古馬一線級との差を痛感したが、３組ならば話は別。４カ月ぶりでも牧場で十分に乗り込まれてきた。初戦からエンジン全開だ。

○(11)アンタエウス…昨暮に名古屋へ復帰後は２、１、２着と地力の高さを示したが前走は距離不足の1400ｍで取りこぼした。あまり使い込んでいいタイプではないが、連闘開催の前半戦を休ませたことで活気は保っている。◎以外には譲れない心境か。

▲(４)ブルースウェード…マイペースの逃げに持ち込みながら寸前で逆転を許した前走を見る限りまだ本調子ではないか。ただ、ここも同型が手薄ですんなりハナを切る公算が大きい。1800ｍは多少長いが、後続のマークが緩めば粘り込んでいいだろう。

△(８)ノーティーガール…転入後９戦６勝。２走前は前半に競り合って共倒れの格好になったが、前走できっちり巻き返した。暖かい時季の方が良さそうなタイプではあるが、現状でもＡ－３特別で引けを取るとは思えない。岡部騎手の好リードも期待。

×(10)セイカリス…Ａ級に昇格後も３、２、４着。中央１勝クラスとの交流戦でも崩れていない。距離の長短、位置取りを問わず常に好勝負を演じるなどここにきての地力強化は本物だろう。ただ、冬場が稼働期で今のうちにもうひと頑張りしたい。

×(５)センショウレサイヤ…細身の馬体で連闘開催の前半戦を休ませて後半戦一本に調整したのは好感が持てる。前走では馬群の中をスイスイ追い上げて、低評価を嘲笑うように抜け出した。好凡走の落差が大きいのが難点だが、型にハマれば圏内突入。