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2021年11月23日 浦和記念 (浦和競馬) ツイート
浦和競馬 第10レース 本格化したメイショウカズサが逃げ切る
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬
【中央所属馬の評価】
メイショウカズサは初勝利まで8戦を要したが、3歳時6月の初勝利から4連勝で一気にオープンまで駆け上がった。その後オープン、重賞と壁にぶち当たった格好だが、ひと息入れた後、夏のプロキオンSでレコード勝ち。58キロを背負ったオープン戦を挟み、前走の白山大賞典では、後のJBCクラシック勝ち馬ミューチャリーを下し、再びレコード勝ち。輸送、地方の馬場、小回りは問題なし。初の左回りがどうかだけ。
今回の中央所属馬5頭中4頭が4歳馬だが、唯一の9歳馬がウェスタールンド。末一手の脚質で展開に左右される面はあるが、前走のシリウスSのように末脚は健在だ。一見不向きに思える浦和コースは、昨年のこのレース3着。勝負どころから一気にまくって行ったように、流れに応じたレースも出来る。仕掛けるタイミング次第。
メイショウダジンは繰り上がりの出走。日本テレビ盃3着後の前走太秦Sでの大敗は+8キロ太め残りだったという見方もあるが、それ以上で連対の実績もあり状態自体注意が必要だろう。左回り、地方の馬場での実績あり、鞍上も幸騎手に戻り巻き返しに期待。
ヴェルテックスは母が芝1200mの重賞5勝のシーイズトウショウだが、父ジャスタウェイの影響か、ダートの中長距離で素質が開花した。オープン入り後足踏み状態だったが、前走ブラジルカップ3着で今後の目処立った。地方の馬場も園田で2勝し出戻りの経歴あり問題はないだろう。
アメリカンフェイス休み明けの前走で3勝クラスを卒業、今回重賞初挑戦になる。左回り2000mは適条件だし、小回りも外枠からなら不利なくさばけるだろう。
【地方所属馬の評価】
地方勢の中心はタービランス。昨年は0.1差4着だったが、8歳となった今年もここまで重賞2勝と衰えは感じられない。年始の報知オールスターCは58キロを背負って人気に応え、川崎記念、京成盃グランドマイラーズではカジノフォンテンからそれぞれ僅差。大井記念はミューチャリーに千切られたが、夏場を休み秋初戦の前走はひとまくりで快勝。ペースの速い交流競走はこの馬向きで、万全の態勢で迎え撃つ。
ヒロブレイブは中央オープンから転入初戦を外傷で除外となり、前走の生田オープンは後方から見せ場のない10着。実績から距離に不安はないが、オープンでの実績は1200mの大和Sの3着のみ。変わり身があれば。
チェスナットコートは4勝すべて芝のレースで、浦和転入後は勝ち星がない。かつては日経賞2着の実績もある馬だが、この条件では厳しいだろう。
笠松のメイショウタイホウは15勝すべて高知時代にC級で挙げたものだけに、このメンバーでは厳しいレースになりそうだ。
同じく笠松のナラは一昨年12着。勝ち馬から5.6秒離された。地元オープン特別では好走も、ダートグレード競走では苦戦続きで。
【解説者の予想】
レコードで重賞2勝と本格化したメイショウカズサが中心だ。気分良く走れるかどうかがカギになるが、最内枠だけに前走の白山大賞典同様すんなり行ければ逃げ切り濃厚だろう。
昨年の3着馬ウェスタールンドも昨年のハナ+アタマ差3着の巻き返しを狙える。中団-後方からのレースになりそうだが、末脚健在だけに、仕掛けのタイミングひとつだ。
地元のタービランスも8歳となった今年も衰えは感じられない。逃げるメイショウカズサをマークしつつ、後方のウェスタールンドが仕掛けるタイミングに注意と難しいレースになりそうだが、前走を叩きここに向け態勢は整った。
メイショウダジンは前走大敗も、幸騎手に戻り巻き返しに期待出来る。ヴェルテックスも小回りに対応できれば上位争い可能。アメリカンフェイスは条件ベストで、道中うまくさばければチャンスある。
◎(1)メイショウカズサ
○(5)ウェスタールンド
▲(7)タービランス
△(2)メイショウダジン
△(4)ヴェルテックス
△(10)アメリカンフェイス
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