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2021年11月 3日   第21回 JBCスプリントJpnI (中央・地方全国交流)サラ系3歳以上 定量 (金沢競馬)  

金沢競馬   第9レース   今年はJRAの東京盃組が優勢
全国公営専門紙協会事務局

5-4_kanazawa.jpg◆中央馬

リュウノユキナ…道営でデビューし、地方から中央へのパターン。当初は芝、のちにダート路線に転じるも、昇級して足踏み、昇級して足踏みが続いた。が、昨年9月のながつきSからオープン特別②②①①着。交流グレード戦線でも①②①②着で、東京スプリント、クラスターCを制すなど目を見張る充実ぶりだ。遅咲きの芦毛馬が大ベテランとJpn1獲りに挑む。

サンライズノヴァ…ユニコーンSを勝つなど若いころからスポットが当たっていた一頭。武蔵野S2勝やマイルCS南部杯勝ちなど左回りの1600mに良績が多いが、阪神1400mのプロキオンS勝ちもあり、決して左回り専用車ではない。昨年12月のチャンピオンズC以降が冴えないが、この組み合わせならといったところはあるので。

モズスーパーフレア…芝の短距離戦線で徹底先行。昨年の高松宮記念を逃げ切っているG1馬である。じゃあダートがダメかというとそうでもなさそうで、昨年大井のJBCスプリントでは0秒5差の4着に粘り込んでいる。今年はコーナー4つの金沢1400m。内の深い馬場状態が気にならなくもないが、ハナを切ってそのまま…があるかもしれない。

サクセスエナジー…4歳春のかきつばた記念優勝を皮切りにさきたま杯、黒船賞、オーバルスプリント、兵庫ゴールドトロフィーなど1周競馬の1400m戦で良績多数。まあ19年浦和のJBCスプリントでは11着だったが、それはそれ。今年は東京盃を勝っての臨戦でムードは悪くない。豊富な経験を生かして。

レッドルゼル…重賞タイトルとしては根岸Sだけだが、フェブラリーSでも0秒5差まで詰めてきたし、何と言ってもドバイゴールデンシャヒーンで2着に入っている。レースぶりを見るとワンターンの直線の長いコースで切れ味勝負が理想だろうが、ドバイ2着の実績からすると底力でねじ伏せてしまう可能性は十分。

◆地方馬

モジアナフレイバー…大井デビューの生え抜き馬。タイトルは勝島王冠連覇など地元重賞のみだが、帝王賞5着、マイルCS南部杯4着、東京大賞典3着などもある。今回はスプリントへの挑戦となったが、今春の黒船賞では2着スリーグランドに0秒2差の3着。いつもの1200mよりはマシかも。

サブノジュニア…昨年、地元大井のJBCスプリントを豪快に差し切って初の交流グレード制覇を成し遂げた。その後、勝利からは遠ざかっているが、格好はつけている。コーナーを4つ回る金沢1400mのコース形態はいいとは言えないかもしれないが、距離的には1600mまでなら守備範囲。末脚に懸けて一発がないか。

アランバローズ…5戦5勝で全日本2歳優駿を逃げ切り、のちに東京ダービーも制した快足馬。秋初戦のオーバルスプリントはかろうじて3着という内容だったが、中央の古馬相手でもハナへ行けるスピードがあることをあらためて示せたと思う。小回り1400mで行われることを生かさぬ手はない。

ニュータウンガール…門別デビューから笠松に転じると地元の2、3歳重賞戦線を席巻。東海ダービーまでは無敵を誇っていた。それからすると3歳秋以降が物足りなかったが、4歳になって日本海スプリント、牝馬戦とはいえお松の方賞と金沢の重賞を2勝。相性のいいコースで大一番を走れるのはラッキーだ。

フランシスコダイゴ…中央では(1009)に道営(4000)を挟んで(1104)。南関東に移籍してからは(2439)。良績は主にワンターン(コーナー2つの短距離戦)だけに、小回りとはいえ1400m、しかもこの顔ぶれでどうなんだろう。

ベストマッチョ…中央オープンで頭を打って南関東へのパターン。移籍後は(1405)、浦和1400mのプラチナCを勝つなど適性を示している。交流グレードでもオーバルスプリント2着、兵庫ゴールドトロフィー2着。昨年の大井・JBCスプリントでは7着も0秒6差だ。スムーズでなかった前走は度外視して狙う手も。

クリノフウジン…中央オープンで頭を打って兵庫へのパターン。さっそくかの地のA1A2を豪快に差し切っているが、5頭立て。相手も相手だっただけにうのみには? 中央時の勝ち鞍も1700m、1800m。よほどハマらないと…が正直なところか。

◆レースの見解
地方馬が食い込む可能性が最も高いのはスプリント。昨年、サブノジュニアがぶっこ抜いたのは記憶に新しいが、今年はもうひとつピンとこないのが正直なところ。それに今年は金沢1400m。そのあたりを考慮すると、モジアナフレイバーの変わり身期待になりそうだが、ぶっつけになったのは事実である。ここもJRA勢から入ろう。基本は東京盃組。1~3着馬がそろって出走してきたが、評価は着順に反してレッドルゼルリュウノユキナサクセスエナジーの順としたい。右回りでコーナーを4つ回るがこの鞍上ならサンライズノヴァ、そしてコーナーを4つ回る1400mゆえモズスーパーフレアも押さえたい。

◎(12)レッドルゼル
○(1)リュウノユキナ
▲(9)サクセスエナジー
△(5)サンライズノヴァ
×(7)モズスーパーフレア
×(2)モジアナフレイバー
 

おすすめ買い目

馬単 12→1 1→12 12→9 9→12 1→9 9→1 12→5 12→7 12→2

 

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