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2021年11月 3日   第11回 JBCレディスクラシックJpnI (中央・地方全国交流)サラ系3歳以上 定量 (金沢競馬)  

金沢競馬   第8レース   混戦を断つ!? テオレーマ
全国公営専門紙協会事務局

5-3_kanazawa.jpg◆中央馬

マドラスチェック…芝1600mの新馬戦を勝ち上がっているが、4走目以降はほぼダートで(3415)。タイトルはTCK女王盃だけだが、昨年、レディスプレリュード2着から臨んだJBCレディスクラシックではアタマ差の2着。今年こそはといきたいが、久々の芝だった巴賞は0秒6差とはいえ9着。それからまた少しあく形になってどうなのか。

リネンファッション…3勝クラスを勝ち上がってからは交流グレードへ矛先を向けて2、2着。すごい強いというわけではないが、前々で運んで堅実に駆けてくれるのが魅力と言えそうだ。金沢の1500mも全く気にならない。初タイトルがJpn1というのもあり得ると思う。

テオレーマ…3歳時は目立たぬ存在だったが、4歳でも後半になってから頭角を現してきた感じが何ともいい。初の交流グレードで初タイトルとなったマリーンCは7頭立てでどうかも、ここに出走のマドラスチェック、サルサディオーネを負かしてのもの。スパーキングレディーCは熱中症のような症状が出たとか。前走が本来の姿だとすると、本番でもと思いたくなる。

レーヌブランシュ…新馬、特別の連勝しかりで、一貫して1800m以上のダートを使われてきた4歳牝馬。関東オークス勝ち以降は交流グレードの牝馬路線を主に歩む。昨年はレディスプレリュード4着、JBCレディスクラシック5着だったが、今年は前哨戦を勝っての臨戦。距離が短くなるのは相対的にいいとは言えないし、ややムラな印象もなくはないが、基本的に競馬はうまいので、そう心配しなくていいのでは。

クリスティ…芝の1600m、1800mを主戦場にフラワーC5着やスイートピーS4着など。3月にリステッドの六甲S勝ちがキャリアハイだ。ダートは関東オークス3着、そして前走・レディスプレリュードの6着で、いずれも勝ち負けには遠いものだが、本番は金沢1500m。軽快な先行力を生かして面白いところがないものか。

◆地方馬

マルカンセンサー…南関東時を振り返ると、オープンを走るようになってからは思うような成績を残せなくなっていたが、それでもクイーン賞4着、TCK女王盃4着など牝馬同士なら格好はつけていた。金沢移籍で勝ち味を思い出して…といきたいが。

サルサディオーネ…中央時にもオープン特別勝ちがある馬だけにそう驚くことではないのかもしれないが、けれんみのない逃げが地方の馬場にマッチしたのか、マリーンC、クイーン賞、スパーキングレディーC、そして前走では牡馬相手に日本テレビ盃も勝利するから侮れない。ここも自分の競馬をして、あとは野となれ山となれ!

ハクサンアマゾネス…金沢でデビューし、4戦4勝で石川ダービーを制した女傑。一旦南関東に籍を移したが、再び金沢に戻って牡馬相手にも地元重賞を勝ちまくり都合(12221)、馬券を外したのは船橋時の川崎・エンプレス杯7着だけというから優秀だ。夏休み明けをぶっつけになったが、見せ場以上を期待したくなる一頭。

ルイドフィーネ…川崎デビューでここまで(3326)だが、ほぼほぼ重賞でのもので、掲示板を外したのは2走前だけというから堅実だ。交流グレードは関東オークス1秒4差4着だけだが、前走は牡馬相手のオープン特別をぶっちぎっている。弾みをつけてのJpn1挑戦は不気味さ満載。

ラインカリーナ…中央3歳時の関東オークス勝ちなど、逃げて交流グレード戦線で見せ場を提供。さらなる活躍の場を求めて南関東に籍を移すと、盛岡・ビューチフルドリーマーCで2年ぶりの美酒。中央馬が交じると前走が現状の力関係かもしれないが、鞍上には久々の勝利に導いた山本聡哉騎手。望みは捨てぬ。

グランデストラーダ…中央3勝クラスで頭を打って南関東に移籍。初戦のエンプレス杯こそしんがりに敗れたものの、2走目の自己条件は完勝。A2でもあわやの競馬をして、スパーキングレディーCでは3着と、交流グレードでもというところを見せている。秋桜賞で長距離輸送、小回りも克服済み。タダでは帰らない。

ダノンレジーナ…3歳7月の遅いデビューで中央は1走のみ。だが移った佐賀、浦和で自己条件ながら11連勝を達成。以後もオープンクラスで勝ち負けを演じている。昨年のJBCレディスクラシックでは0秒8差4着。今年はいかにもこの馬に合いそうな金沢1500mで行われるだけに、前走が案外だったからといって軽視は禁物だろう。

◆レース見解

今年の地方勢は粒ぞろい。ことサルサディオーネは交流グレード4勝、しかも前走は日本テレビ盃で牡馬を下しているから相応の評価が必要だ。が、京都開催もあったとはいえ、ここ3年はJRA勢が1~3着を独占中。馬券はやはりJRA勢からというのが妥当だろう。筆頭はテオレーマ。年を重ねるにつれ力をつけてきた感じが牝馬らしくなく、何ともいいからだ。続いてレディスプレリュードでテオレーマを実際に下しているレーヌブランシュ、レジェンドを背に初戴冠を目指すリネンファッション。そして今年は齋藤誠師・齋藤新騎手の親子鷹で挑むマドラスチェックも不気味な存在。これらに前出サルサディオーネやルイドフィーネグランデストラーダダノンレジーナといった地方馬をうまく絡めたいが、そうたくさん買うわけにもいかないので、ここではあえてサルサを外し、8枠の2頭としたい。

◎(6)テオレーマ
○(8)レーヌブランシュ
▲(4)リネンファッション
△(3)マドラスチェック
×(11)グランデストラーダ
×(12)ダノンレジーナ
 

おすすめ買い目

馬単 6→8 8→6 6→4 4→6 8→4 4→8 6→3 3→6 6→11 6→12

 

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