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2021年11月 1日能取湖特別 (帯広競馬) ツイート

帯広競馬第11レース特別条件ならシンザンボーイの巻き返し可能
生駒　有輝夫

　切れる脚を使えない(３)シンザンボーイにとって特別条件で時計が落ち着くのは好材料。力上位だし、巻き返し可能。登坂力勝負なら(１)インビクタにもチャンスがある。終い確実な(２)ゴールデンフウジン、慣れ見込める(４)カイセドクターも無視できない。あと、(７)ヤマトタイコー、(６)ウンカイタイショウに注意したい。

◎(３)シンザンボーイは軽馬場の平場での時計勝負と切れる脚を使えないこの馬には厳しい展開だけに、前走６着も仕方がない結果。前走ほど馬場の脚抜きが良くなることはないし、特別戦で斤量が増加されるここならペースも落ち着き、スムーズに流れに乗れる。この組み合わせなら力量的にも上位で通る馬。巻き返し期待。

○(１)インビクタは前走勝ち馬とは決め手の差が出て２着も、障害はひと腰でトップ抜けとこの馬の走りはできており、上々の内容。今回は斤量は増加されるが、障害には自信を持っているし、再度ひと腰可能。あとは決め手を欠く面があるだけに、終い踏ん張り切れるかがカギ。我慢できれば前残り十分。

▲(２)ゴールデンフウジンは前走障害で止まったが、二の腰を入れてふた腰。直線で気の悪さを見せた前々走とは違い、最後まで脚を伸ばして４着とまずまずの内容。障害での腰の入りが安定している今なら大きく崩れる心配はない。終いは確実に脚を使える馬。持ち味を生かせれば勝ち負けに加わっても不思議はない。

△(４)カイセドクターは自己条件の特別戦でオープンの一線級が相手となった前走は息を入れて追走して行き、障害に重点を置いた走り。前々走でふた腰かかった障害をひと腰。結果５着も、内容は悪くなかった。今回は２番手とのレースで組み合わせが楽になる。この中に入れば時計の比較でも見劣ることはない。ひと押し利けば圏内進出可能。

△(７)ヤマトタイコーは自己条件の特別戦で加増された前走でもひと腰。一時期は障害で置かれるレースが目立ち、ひと息の結果が続いたが、近走はひと腰でまとめており、復調気配が窺える。今回はオープンの２番手との一戦で前走に比べれば相手関係は楽になる。注意が必要。

△(６)ウンカイタイショウはテンに置かれる面があり、道中で脚を使うだけに、馬場の脚抜きが良くなるのはプラスだが、前走のような押っ付け競馬になると障害にムラが残るだけに、厳しい。特別条件でペースが落ち着くここなら息を入れて行っても、追走で手間取ることはない。障害を修正できれば上位争いに加われる。