Odds Park 競馬

　ここ４年、道営からの移籍組が制しているレース。今回も「当地なら即通用との触れ込みで連れてきた」というシャローナあたりがいいところだが、地元デビュー組の中でもキラリと光る馬が。そう、デビュー戦をレコードでぶっちぎったシルバだ。初距離がどうかといったところはもちろんあるが、それを考慮しても狙ってみたい素材である。ドミニク、ベルマリオンもしかり。ただ、８００ｍ１戦１勝の馬３頭で決まるとも考えづらいので、イイネイイネイイネ、ヒカルノビビッドなどの転入組をうまく組み合わせて買うのが現実的か。

◎(10)シルバ…19年７月ボルドープリュネが出したレコードを０秒１上回る47秒４で圧勝。距離は延びるが、楽しみがはるかに勝る。「初戦からレコード駆けとは期待以上の走り。動きから見ても状態は前走以上だろう。ここでどんな走りを見せてくれるか楽しみ」。

○(６)シャローナ…３走前の時計は今年の２歳１０００ｍ戦の中でも比較的上位にランク。競馬もうまそうだし、１４００ｍになっても。「当地なら即通用するという触れ込みで連れてきた馬。併せ馬でビシッとやれたし、きっちり仕上がったと思う。いい競馬を期待」。

▲(５)ドミニク…バランスのいい馬体と調教班の評価は高い。負かしたユーセイクインビーが次走勝ち上がっているし、注目せねば。「スピードタイプじゃないが、バテないといった特性がある。メンバーはそろったが、距離が合うと思って期待しているよ」。

△(１)ベルマリオン…行き脚がついてからは着々と差を詰めていってきっちりとらえた。距離延びてというタイプか。馬群をさばければ。「距離は延びた方がいいタイプだが、初戦を見ての通りで道中は追い詰めといった脚質。この相手で時計勝負になってどうかだね」。

×(４)イイネイイネイイネ…もうひと押し欠いているが、競馬になっていることは評価したい。兄の勝った縁起のいいレースだけに…。「強気なことが言える戦績ではないが、仕上がり状態はまずまず。ダルマワンサの半弟でもあるし、当地で化けてくれないかな」。

×(３)ヒカルノビビッド…詰め切れなかったのは前走だけで、あとは離されていても格好はつけている。混戦で威力を発揮か。「重めのせいか調教では伸び切れなかった。決め手はかなりだが、モタれる面があって少し乗りづらそうだし、流れてほしいね」。