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これまでの東海クラウンにしては相手がそろったが、エーシンアクセランの反撃に期待したい。強敵はもちろんエイシンフレンチ。気力さえ戻ればキングスゾーンが実績断然だ。マルヨシロワインもそこそこには。あとは転入緒戦ドリームスカイラブがどこまで。

昨年後半は当地にやってきて初めてまとまったブランクとなったエーシンアクセラン。堅実無比を誇った同馬も休み明け２走は崩れたが、３走目できっちり結果。さすがのところを見せつけた。が、４走目の前走は思わぬ大敗を喫してしまった。確かに発馬は鋭くなかった。二の脚もつかなかった。が、それにしても負け過ぎ。不良馬場で砂を被る展開になったとしてもだ。もう元の姿に戻らないのか。しかし、攻め馬の気配は着実に良化をたどっている。相手は強くなったが、「東海クラウン」という名を聞けば気後れはない？　一変を期待したい。

ここ２走が思ったほど走れていない感じのエイシンフレンチだが、名古屋戦で相手も相手だっただけに、それほど悲観することはなかろう。地元のオープンで弾みをつけて、29日の園田・六甲盃へ気分よく向かいたい。

「さすがに衰えたか」。一体、何度こういうことを言われただろう。そしてそのたびに周囲を黙らせてきたのがキングスゾーンである。「気持ちの問題」と原口師が言っていた通り、強豪のそろった梅見月杯２着で復活のきざし。この中間も意欲的な調教をこなし、「結果が良ければ南関東遠征。良くなければ地元重賞」（原口師）とゾーンに試練を課した。今後を占う一戦に。

一時期の走りとまではいかないマルヨシロワイン。それでも崩れることなく走れているのは地力強化の証しだが、攻め馬の感触からは上向き気配が感じられるという。距離は微妙でも、相手が強くても、そこそこやれないか。

ドリームスカイラブは２、３歳時はダート、４歳からは芝、そして最近はまたダート中心で使われるようになった。さすがに1600万では思うような結果は残せていないが、大きく負けているわけでもない。直前まで使われていただけに、いきなり走れてもおかしくないと思うのだが。短距離タイプは地方の小回りならある程度距離をこなすことがしばしばある。この馬はどうだ。