Odds Park 競馬

今回の注目はフィオーレハーバー。前走の園田チャレンジカップは、ゴール前で伏兵馬に足下をすくわれてしまい２着と惜敗。ただ、３着以降はシッカリと離しており、それなりの力は示していた。加えて休み明けから続いていた発馬の悪さも前走で解消。今回は自己条件戦だけに、さすがに落とせないといったイメージ。今度こその期待が掛かる。サワノファインは７月２８日のＡ１戦でフィオーレハーバーに先着。当時は展開に恵まれた感はあったが、直線抜けてくる脚は実に素晴らしかった。近走は太め残りが影響して精細を欠いている様子。当日馬体減なら逆転も可能。他では、Ａ１戦２勝のエーシンブイムード、パドック気配に良化が窺えるダイワレギオン、相手なりに寄せてくるシンボリブラント。

フィオーレハーバー…前走同様に今回もスタート面を考慮し、トモに疲れを残さないよう軽めの調整。それでも最終追い切りは、直線気合いを付けられると素早く反応。時計は若干平凡に映るが、大量に砂補充が行われた現在の西脇馬場でこの時計なら及第点。今回は中間に歯の噛み合わせ治療も行い、調教を担当する山崎騎手も、その効果に手応え有りとのこと。最近は勝ち星から遠ざかっているが、今回のメンバーを見ても引き続きチャンスは十分。久々の勝利へ期待が膨らむ。

サワノファイン…前々走の園田チャレンジカップは２番人気の支持を集めながらも４着。確かに３走前の勝利は展開に恵まれた部分はあったが、その点を考慮しても走り振りには物足りなさが感じられた。その原因として考えられるのが、勝利当時よりも増えている馬体。見た目にも腹回りに余裕が感じられ、前走でもまだその気配は続いていた。乗り込み自体は今回も順調に行われており、当日馬体が絞れておれば巻き返しの期待値もグンと上がってきそうだ。

エーシンブイムード…前走５着とパフォーマンスを落とした点を見ると、連戦の疲れがソロソロ出てきているようにも感じる。ただ、４走前には上記馬達と対戦し、勝ち馬からコンマ３秒差の４着と奮闘。ハイペースの流れを早めから捲って行く強引な競馬だった事を考えても、時計ほどの差は感じない内容だった。今回のメンバーを見ても、前走の一走だけで大きく評価を落とす事はさすがに難しいように思える。

ダイワレギオン…前走の金沢・オータムスプリントでは光るモノがチラリ。直線で内を突こうとしたが、前を行く馬が壁になり、一瞬鞍上が追えない場面があった。勝ち負けは無理としても、スムーズならもう少し上の着順に来られていたのではと思わす内容だった。コズミ気味に見えたパドック気配も、最近はだいぶ和らいできており、ソロソロ一発を警戒しておきたい。

シンボリブラント…好調時のような唸る気配がまだ感じられないだけに、現状でＡ１クラスではどうか、という印象はある。ただ、前走も着順ほどは大きく負けておらず、今回は追い切りでも久々に好時計をマークと、復調ムードが漂ってきている。先行激化ならゴール前浮上の目も出てきそうだ。