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冬季名古屋で３戦３勝、最終戦ではオープンまで勝ったマイネルトラヴェル。当地Ａ３ならモノが違うが、帰沢後は調整を緩めた経緯があり仕上がり途上。今回は地力に頼る部分が大きいのでは。距離・状態で上乗せが見込めるヒミノリュウオウ、前走は展開のアヤ、ロマニートウショウ、堅実アメリカンアイドルらが虎視眈々と逆転を狙う。

◎は⑦マイネルトラヴェル。昨年転入以来８戦７勝、負けた一戦も不利があってのもの。冬季遠征では名古屋の強豪シンワコウジを破ってオープン勝ちの大活躍。賞金の関係でＡ３スタートだが、今季はビッグタイトルまで視野に入るほどの実力馬。力発揮なら圧倒だが、問題は開幕から３開催使い出しを遅らせたという点。遠征後に調整を緩めた経緯があり、太目残り。直前の追い切りは動いただけに、大きな不安はないと思うが、全幅の信頼までは避けたい。

○は②ヒミノリュウオウ。元は中央好走の素質馬。当地では昨年に弱メン相手に１勝しただけという成績だが、今季は昨年とでは体調に雲泥の差。パンとしてしっかり稽古が積めるようになり、前走もあわや突き抜けの３着。長く脚を使える馬なので距離延長は歓迎だし、課題の発馬さえ決まれば上位へ。

▲は③ロマニートウショウ。人気ほど走れなかった前走は、外を回らされて位置取りを悪くしたのが原因。③②着時とデキは変わりないし、今回の枠順なら好走時のような立ち回りも可能なはず。見限るには早いだろう。

△④アメリカンアイドル。当地では１年以上連を外していない堅実派。時計・内容が物足りなかった前走は、早い流れを追い掛けたことと、終始外を回った分。馬体維持が課題で調整は軽めだが、実戦に行けばキッチリ力は出す。押さえておきたい。

注は⑥サンレイクエスト。今季初戦だった前走は、攻め軽めで仕上がり途上、加えて展開が厳しかったがけっこう踏ん張っていた。距離延長はマイナスだが、今季の金沢は逃げ馬天国の馬場。叩き良化のタイプの２走目ともなれば警戒したい。