おすすめ注目レース

2011年5月 4日   兵庫チャンピオンシップ (園田競馬)  

園田競馬   第10レース   オープン連勝中ラヴィアンクレール信頼
全国公営競馬専門紙協会 競馬キンキ 中司 匡洋

sonoda03.jpg【中央馬】
ラヴィアンクレール…前走のヒヤシンスSは連勝馬の揃った一戦だったために当日は5番人気とやや低めの評価。しかし蓋を開けてみれば2着馬に2馬身差を付ける圧勝だった。メンバーレベルもさることながら、勝ち時計も優秀。例年のヒヤシンスSに比べると一見時計が掛かっているように思えるが、第一回東京開催のダートは雨の影響を受けた2月13日を除けば終始時計の掛かる馬場で、翌日に同距離で行われた1600万クラスの勝ち時計をコンマ1秒上回る点を見てもその価値は明白。今回が初めての重賞出走だが、決め手の裏付けは十分。連勝で一気に重賞制覇だ。

リアライズノユメ…前走の全日本2歳優駿は好位から早め抜け出しを図り、そのまま押し切りを狙ったが直線失速し2着。距離面の影響があったのかもしれないが、むしろ中4~5週で全国を遠征し続けた反動が出てしまったように思える。そこからかなりレース間隔は開いてしまったが、中間の乗り込み量は豊富で、最終追い切りの坂路時計も前々走、前走の最終追い切りと遜色ない時計で動けており、仕上がりは万全のように思える。昨年の兵庫ジュニアグランプリで見せた圧勝劇の再演となるか注目だ。

トキノゲンジ…前走の毎日杯は前半ペースが遅く、かなりの決め手を要求されたレースだけに仕方ない結果に思える。初ダートとなった前々走のヒヤシンスSでは、スタートで立ち遅れながらも直線は鋭い伸びを見せ5着まで追い上げており、その内容からも芝よりむしろダート向きのように思える。発馬の悪さは気懸かりだが、決め手は上位クラス。早めスパートで一気捲り切りを狙う。

マルモセーラ…昨年の阪神ジュベナイルフィリーズ以来低調な走りが続いているが、前走に関しては休み明けの影響が少なからずあったのではないだろうかと推測する。今回初ダートという点は割り引きだが、非凡な先行力を備えており、その走り振りからも地方の小回りコースはむしろプラスに向きそうに思える。軽視は禁物だ。

エーシンブラン…近走内容からも成長力にやや疑問は感じる。加えて今回は初ダート、昨年の朝日杯フューチュリティSで先着されている馬も居り、ここではどうかという思いが過ぎる。しかしながら園田を熟知した岩田騎手を背に迎えられた事は何とも心強い材料。無視は出来ない存在だ。

【地方馬】
ホクセツサンデー…前走の菊水賞は、昨年の園田ジュニアカップ1、2着馬が挙って出走を回避した事で押し出された1番人気に。それでもその評価を覆すことなくキッチリと結果を出して見せた。まだ騎手の合図に耳を絞って反発する面は見られるが、それでいて結果を出し続けているのだから、秘める能力は相当と察する。馬体に関しても前走で完全に緩さは消え、仕上がりは今が一番いいように思える。今の雰囲気なら昨年の兵庫ジュニアグランプリ7着以上の走りが期待できそうだ。

ニシノイーグル…デビュー当初は貧弱な印象だったが、一走毎に馬体が成長。それに連れてレース振りも良化し、今まで重賞では見せ場すらなかったが、前走の菊水賞ではメンバー最速の上がりを見せ4着と健闘した。最終追い切りも今までで一番と言えるほどの動きを見せており、更なる成長を感じさせるものだった。勝ち負けはさすがに厳しい印象だが、うまくハマれば着圏内突入も。

モエレシリアス…前走は3着だったが、向正面で12秒のラップか続き、ラストも12秒台の脚が要求された高いレベルの一戦だった。転入初戦に加え、2月以来の実戦だった事を考えれば、叩き2走目の上積みは十分見込める。穴でオススメしたい一頭だ。

オグリシュンコー…5走前のJRA小倉・沈丁花賞(500万下)5着の実績から考えれば、他地区馬一番手はこの馬だろう。しかし、その走破時計は当日に行われた未勝利戦よりも遅く、価値としてやや疑問が残るモノ。その後の成績も目立ったものもなく、近走使い詰めなのも気懸かり。

コアレスバトラー…今年2月の園田ユースカップで2着はあるが、その後の成績が今ひとつ。近走は古馬との混合レースだけに3歳戦となれば多少見直しはできそうだが、大きな上積みとなると疑問。

ムーダ…昨年の名古屋・ゴールドウイング賞2着の実績は目を引くが、その後の成績は鳴かず飛ばず。近走も使い詰めで来ており、上積みは見込みづらい。

【見解】
本命はラヴィアンクレール。JRAダート戦3勝の実績はここに入れば大威張りの成績。ヒヤシンスSの勝ち馬と同レースの相性も非常に良く、データ面でも後押し。対抗はリアライズノユメ。昨年12月以来の実戦と距離面でやや不安は残るが、昨年の重賞連勝は実に鮮烈なモノだった。園田馬場で逆転か。トキノゲンジはスタート面が不安材料だが、2走前の末脚が繰り出せれば圏内突入可能。初ダートという未知な魅力でマルモセーラも。地方馬では地元ホクセツサンデー、ニシノイーグルの2騎に期待する。

ラヴィアンクレール
リアライズノユメ
トキノゲンジ
マルモセーラ
×ホクセツサンデー
×ニシノイーグル

 

おすすめ買い目

馬単 3→4 4→3 3→7 7→3 3→1 3→8 3→10

 

※投票の際は、締め切り間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。