レース展望・予想

セブンカラーズが復活目指す「お松の方賞」(金沢競馬)

2024/05/19

金沢競馬は今週も日、火曜日の通常開催になります。5月19日(日)のメインカードは第10レースで争われる東海地区との牝馬交流重賞「第5回お松の方賞」(金沢競馬場1500メートル)です。

春に施行時期が変更になった昨年は地元のベニスビーチが東海勢を迎え撃ちましたが、今年は名古屋から遠征してきた2頭がやや強力で、再び太刀打ちできるか注目されます。

◎10 セブンカラーズ(牝4、名古屋・川西毅厩舎)は昨年デビューから無敗の8連勝で東海ダービーを制した快速馬で、同じく無敗で石川ダービーを制したショウガタップリとともに話題になりました。東海ダービー後は約8カ月の休養を余儀なくされましたが、今年2月に笠松で戦列復帰しました。復帰初戦は快勝しましたが、その後のグランダム・ジャパン古馬春シーズンの若草賞土古記念(名古屋1500メートル)では4着、前走はA級特別戦(名古屋1700メートル)でしたが2着と勝ち切れないレースが続いています。今回は併走追い切りを2本も消化して気合を入れ直されており、さらに直前には単走で追い切りをかける万全な調整を積んできています。なんとか金沢で復活重賞Vを飾って自信を取り戻したいところです。

地元勢では○7 ベニスビーチ(牝6、中川雅之厩舎)の連覇に期待がかかります。前走の利家盃(2000メートル)は短期放牧明けで状態は半信半疑でしたが、勝ったハクサンアマゾネスには引き離されたものの、直線内から伸びて3着と健闘しました。笠松で減っていた馬体重が440キロ台に回復したのも良かったですが、やはり金沢コースだと直線伸びてくる印象があります。今回は重賞請負人の吉原寛人騎手が再び手綱を握り、追い切りからまたがって感触を確かめ、前走以上の軽快な動きを見せています。セブンカラーズが逃げた馬をかわすのに手こずるなら、切れ味鋭い差し脚で直線一気にとらえることは可能です。

▲4 レイジーウォリアー(牝5、名古屋・塚田隆男厩舎)は、3歳時には逃げ切りで新春ペガサスカップ(名古屋1600メートル)、4歳時にはベニスビーチの猛追をクビ差抑え込んで撫子争覇(笠松1400メートル)と、これまで重賞2勝を飾っているスピード馬です。2月の白銀争覇(笠松1400メートル)では3コーナーで後続につかまってしまい11着に崩れましたが、前走のA級2組(名古屋1500メートル)をしっかり逃げ切ってリズムを取り戻しています。笠松遠征でもイレ込むことがあったことから、金沢までの初輸送が課題となりますが、問題なければ持ち前のしぶといスピードを発揮して際どい勝負に持ち込めそうです。

地元の△3 エムティアンジェ(牝5、佐藤茂厩舎)は昨年このレースで1番人気に推されましたが6着に敗れています。今年は開幕戦のA1級二組(1700メートル)を快勝してから2カ月ほどレース間隔は空きましたが、中間は2本の追い切りを消化して、重賞3連戦だった昨年より疲れはなさそう。休みがちのローテーションでも出走してきた時には常に見せ場は作っており、今回も勝負どころから一気にコーナーを駆け上がっていければ、上位争いに加われそうです。

地元の△9 ウインコマチ(牝4、中川雅之厩舎)は今季開幕戦から3戦負けなしで、冬休みを挟んで昨年から5連勝中と勢いに乗っています。重賞初挑戦でメンバーはさらに強くなりましたが、相手なりに走れる器用さで善戦できるなら、今後が楽しみになります。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 10⇔7・4・3・9(8点)
3連単(フォーメーション) 10→7・4・3・9→7・4・3・9 7・4・3・9→10→7・4・3・9(24点)

お松の方賞の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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