レース展望・予想

快速ダヴァンティ巻き返すか「日本海スプリントトライアル特別」(金沢競馬)

2024/05/14

日、火曜日で開催されている今週の金沢競馬。14日(火)の注目カードは最終第12レースの「日本海スプリントトライアル特別」(B1級一組、金沢競馬場1400メートル)です。勝ち馬には6月15日の日本海スプリント(3歳以上、1400メートル)への希望投票優先権が与えられますが、昨年の2歳チャンピオン・ダヴァンティの参戦で興味深い一戦になりました。

◎11 ダヴァンティ(牝3、佐藤茂厩舎)は半年ぶりの休み明けでも開幕戦の3歳A1組(1500メートル)を快勝し、前走は名古屋で行われたネクストスター中日本(1500メートル)に挑みました。スタートダッシュを決めて先手を主張しましたが、1番人気のミトノウォリアーに終始ぴったりマークされながら逃げる格好になり、4コーナーまで先頭をキープしましたが、直線伸び切れず4着に敗れました。初めて土が付きましたが、交わされてもバテることなく最後まで崩れなかったことは評価できます。遠征後のダメージを考慮して1カ月半ほどレース間隔を空けましたが、4月末から追い切り時計を出し始めて、5月6日には馬なりで長めに追い切られて前走以上の好時計をマークしています。いきなり古馬との対戦になりますが、持ち前のスピードで圧倒できれば、6月9日の石川優駿(2000メートル)に向けて弾みがつきます。

○5 ラスティネイル(牝6、川添明弘厩舎)は中央1勝クラスからの移籍馬で、転入初戦のB1級四組(1400メートル)で後続を8馬身以上引き離す圧逃劇を演じました。浦和と川崎で計3勝を挙げて中央へ戻った経歴があり、中央では勝つことができませんでしたが、前走の勝ちっぷりから地方の小回りコースの方が持ち前のスピードが発揮できています。引き続き追い切りでは軽快な動きを見せており、ダヴァンティを抑えて先手を主張できれば際どい勝負に持ち込めそうです。

▲6 マイネルヘリテージ(牡5、井樋一也厩舎)も金沢で5勝を挙げて中央へ復帰した経歴があります。昨秋に再び金沢へ戻って来てからは2着5回となかなか勝ち切れていませんが、前走のA2級二組(1500メートル)でも直線外から伸びてきた2着馬と馬体を併せて3着まで追い上げてきています。B1級にクラスが下がったのは優位で、ダヴァンティとラスティネイルが激しく先手を争う展開になるなら、差し切るチャンスがありそうです。

△1 ピースイギー(牝5、金田一昌厩舎)は準重賞の湖南賞で7着に沈みましたが、前走のB1級三組(1500メートル)を好位からひと伸びして快勝し、巻き返しに成功しました。今回は相手がそろいましたが、前走と同様に内で脚を溜めて直線ひと伸びできれば上位争いに加われそうです。

△10 スピーディクール(セン10、佐藤茂厩舎)は4戦連続で3着と連対まであと一歩が届いていませんが、直線に向いてからの末脚の鋭さは常に目を引いています。今回は昨年6月に勝っている吉原寛人騎手が再び騎乗することで、さらなる闘志が引き出されるなら、3着の壁も乗り越えられるかもしれません。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 11⇔5・6・1・10(8点)
3連単(フォーメーション) 11→5・6・1・10→5・6・1・10 5・6・1・10→11→5・6・1・10(24点)

日本海スプリントトライアル特別の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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