レース展望・予想

金沢2戦2勝の2頭が中心「石川優駿トライアル特別」(金沢競馬)

2024/05/12

今週の金沢競馬は日、火曜日の通常開催に戻ります。12日(日)の注目カードは最終第11レースの「石川優駿トライアル特別」(3歳A1組、金沢競馬場1900メートル)です。

勝ち馬には6月9日の石川優駿(2000メートル)への希望投票優先権が与えられるトライアル戦で、6頭立ての少頭数になりましたが、中央から金沢入りして負けなしの2頭を中心に白熱した一戦になりそうです。

◎3 ナミダノキス(牡、金田一昌厩舎)は中央未勝利からの移籍馬で、転入初戦は2着以下を9馬身、2戦目は大差勝ちと楽勝劇が続いています。距離が1500メートルに延びた前走の3歳A3組はスタートダッシュがつかず後方からの追走になりましたが、向正面半ばから仕掛けると一気にコーナーを駆け上がって、逃げた馬を4コーナーでかわし、直線ではさらに加速して2着以下を置き去りにしました。発馬に不安はありますが、エンジンがかかってからの勢いは凄まじいものがあります。距離は1900メートルに延びますが、中央では1800メートル戦を中心に使われていたことから問題はなさそうで、むしろ距離が延びることで真価を発揮できれば、本番の石川優駿でも楽しみな存在になります。

○1 ロックシティボーイ(牡、加藤和宏厩舎)も中央未勝利から移籍し、金沢入り後2戦2勝とまだ土がついていません。転入初戦はハナ差の辛勝でしたが、2戦目となった3歳A4組(1400メートル)は出遅れて最後方からの追走になりましたが、徐々にポジションを上げて3コーナーで先団に追いつくと、4コーナー外からまくって一気に先頭へ躍り出ました。直線に入っても追うごとに伸びて、終わってみれば5馬身も突き放す圧勝劇でした。こちらも金沢に来て1900メートル戦は初めてになりますが、中央未勝利でのひとケタ着順はいずれも1800メートル以上の中距離で、距離が延びるのは良さそう。先に動くナミダノキスにあまり離されずに直線へ突入することができれば、切れ味鋭い末脚で追い比べ勝負に持ち込めそうです。

▲5 カレンアイバーソン(牡、井樋一也厩舎)も中央未勝利からの移籍馬で転入初戦勝ちは飾りましたが、その後は2、4、4着と勝ち切れておらず、伸び悩んでいる印象があります。しかし前走の北日本新聞杯では最後方からの追走になっても、4コーナー外を回って3着争いに加われる位置まで伸びてきており、前走の先着馬が不在の顔ぶれならゴール前突き抜けても不思議ではありません。

△6 スターマンモス(牝、藤田弘治厩舎)は前走の3歳A2組(1500メートル)で中団から伸びて2着と差す競馬で初めて連絡みしました。距離が1900メートルに延びる今回も中団で控えるレースになりそうですが、ナミダノキスが後続を大きく引き離す展開になるなら、混戦の次位争いから抜け出してきそうです。

△2 ラシェンテ(牝、井樋一也厩舎)は3歳牝馬重賞のノトキリシマ賞(1500メートル)で、4コーナー最後方に置かれてゴールすることができず競走中止になってしまいましたが、調教の動きを見る限りではそれほど影響はなさそうです。距離が延びることで追走は楽になるだけに、内から追い上げる本来のレース運びでひとつでも上の着順を狙います。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(フォーメーション) 3・1→3・1・5・6・2(8点)
3連単(2軸流しマルチ) 3⇔1⇔5・6・2(18点)

石川優駿トライアル特別の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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