レース展望・予想

意欲の連闘策でタイサイ「利長特別」(金沢競馬)

2024/04/30

日、火曜日で開催されている今週の金沢競馬。4月30日(火)のメインカードは最終第12レースの「利長特別」(A2級一組、金沢競馬場1900メートル)で、先週の金沢スプリングカップでまさかの最下位に敗れたタイサイが意欲の連闘策で巻き返しを狙います。

◎7 タイサイ(牡8、井樋一也厩舎)は再転入初戦のA2級一組(1500メートル)で後続を5馬身以上引き離す圧勝劇を演じたことから、21日の金沢スプリングカップ(1500メートル)で注目を集めましたが、2番手をキープしながら3コーナー手前で手応えが一杯になり、最下位の5着に沈みました。1カ月ほどレース間隔が空いた影響で馬体重が13キロも増えて、500キロ台に戻ってしまったのが敗因でした。前走時からあまり日程がない状況でも中間に追い切りをかけており、何とか馬体を絞ろうとする陣営を意気込みが感じられます。1900メートルに距離は延びますが、元々中央や南関東の2000メートルで勝っている実績から、中距離以上の方が本来のポテンシャルが発揮できそうです。

○6 フラッグアドミラル(牡10、中川雅之厩舎)も開幕戦から2連勝中の勢いから、前走のA2級一組(1500メートル)でも1番人気に支持されましたが、終始2番手を追走しながら直線に入ると伸び切れず4着でした。連勝こそ伸ばせませんでしたが、今季は使い込んでも元気一杯で、年齢を重ねてもコンスタントに活躍できています。昨年A1級で連絡みしていた実績から引き続きA2級で走れるのは有利で、1900メートル戦も昨年10月のA1級一組で3頭接戦の2着争いを演じて3着に踏ん張っています。今回も条件的には悪くなく、タイサイをマークしながらレースを進め、直線の叩き合いに持ち込めば、逆転があっても不思議ではありません。

▲9 クールドレーヌ(牝5、高橋俊之厩舎)はB1級で2連勝を飾ってA級へ昇級してきました。勝負どころから一気にコーナーを駆け上がってくる末脚は魅力で、3コーナー手前から2着馬と馬体を併せて激しく叩き合った前走は、ゴール前でさらに伸びてクビ差先着しました。今季は馬体重が昨季よりも10キロ以上も減っているのは気掛かりですが、今のところは問題なく、距離が1900メートルに延びることでさらに末脚が生かせそうです。

△5 ピエナパプリカ(牡6、鋤田誠二厩舎)は冬場の高知遠征から戻ってきてA2級で苦戦が続いていましたが、前走のB1級一組で直線内から伸びて、勝ったクールドレーヌに迫る3着と見せ場をつくりました。再びA級に戻りますが、1900メートルに距離が延びることで追走で後方に置かれる心配はなさそうで、再度直線浮上がありそうです。

△3 サンケイワールド(牡6、金田一昌厩舎)はA2級に下がった前走も5着と昨年末に浦和から転入してきて入着一杯のレースが続いています。しかし3、4歳時に在籍した北海道では1700メートル以上の中距離で連絡みが多く、1900メートルに距離が延びるのはプラスです。好位をキープできれば流れ込みが図れるかもしてません。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 7⇔6・9(4点)
3連単(フォーメーション) 7→6・9→6・9・5・3 6・9→7→6・9・5・3(12点)

利長特別の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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