ノブノビスケッツが混戦断つか「北日本新聞杯」（金沢競馬）

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ノブノビスケッツが混戦断つか「北日本新聞杯」（金沢競馬）

レース展望・予想

2023/05/14

金沢3歳重賞路線の一冠目「第31回北日本新聞杯」（金沢競馬場1700メートル）が、5月14日（日）の最終第11レースで争われます。ノトキリシマ賞も勝って9戦無敗のショウガタップリが石川ダービーへ直行するため今回は不在で、どの馬にも重賞タイトルを手にするチャンスがある激戦ムードになりました。

◎5 ノブノビスケッツ（牡、加藤和宏厩舎）は、2歳時に兼六園ジュニアカップを勝っておりメンバー唯一の重賞ウイナーです。冬場は茨城の育成牧場で鍛え直され、1700メートルで争われた前走3歳A1組では、向正面から早めに仕掛けて3コーナー過ぎで先頭に躍り出ると、直線追いすがるスカイピースを振り切って復帰初戦を白星で飾りました。休み明けでも早めに先頭へ立って後続を寄せ付けなかったのは底力がある証拠で、今回の追い切りでは余裕がある手応えながら、前走以上に直線でキレのある動きを見せています。引き続き同じ距離なのは有利で、石川ダービーでショウガタップリにリベンジするためにも、混戦を断ち切って弾みをつけたいところです。

○6 スカイピース（牝、中川雅之厩舎）は、前走の3歳牝馬重賞・ノトキリシマ賞で先手を奪って逃げて、直線でショウガタップリと馬体を並べてたたき合う接戦に持ち込みました。ゴール手前で力尽きてしまい2着でしたが、これまで楽勝続きだった無敗の女王を土俵際まで追い詰めました。高知から転入後まだ勝ち星はありませんが、2走続けて強敵相手に善戦できたのは大きな自信になったはずです。追い切りでの反応はさらに良くなっており、転入初戦と同様にノブノビスケッツを終始マークして一緒に勝負どころから上がっていければ、直線のたたき合いで逆転があるかもしれません。

▲10 マリンデュンデュン（牡、金田一昌厩舎）は、1500メートルで争われた前走3歳A1組では後続を6馬身引き離して逃げ切り、今季戦列復帰してから圧勝劇が続いています。昨秋から休養を余儀なくされ2歳後半は棒に振りましたが、デビュー時から注目されたポテンシャルの高さはやはり侮れません。1700メートル戦は初めてとなりますが、2歳時に比べて我慢も利くようになっており、折り合いさえ付けば持ち前のスピードであっさり押し切っても不思議ではありません。

△1 ボストンコモン（牡、高橋俊之厩舎）は中央未勝利から移籍してきて初戦こそ2着に敗れましたが、その後は3連勝中と勢いに乗っています。スタートは遅めですが、レース後半に追い上げてくる末脚は驚異で、距離が1700メートルに延びるのは合いそうです。3歳トップクラスとの対戦は初めてとなりますが、重賞でも善戦できれば今後が楽しみな存在になります。

△11 リュウノラファール（牡、加藤和義厩舎）も中央未勝利から転入後2連勝中と底を見せていません。金沢では1400メートル戦しか走っていませんが、中央在籍時には1800メートル戦も経験しており、距離さえこなせれば前残りが図れるかもしれません。

＜おすすめの買い目＞　
馬単（マルチ）　5⇔6・10・1・11（8点）
3連単（フォーメーション）　5→6・10・1・11→6・10・1・11　6・10・1・11→5→6・10・1・11（24点）