レース展望・予想

障害巧者コマサンエースに期待「五月雨特別」（ばんえい帯広競馬）

2023/05/13

5月13日（土）のばんえい帯広競馬メイン第11レースには、「五月雨特別」（A1級-1組）が行われます。

前開催で馬券絡みしている馬が出走9頭中6頭と多く、好調馬が揃った特別戦です。A1級混合の春駒特別から1着コマサンエース、2着マルミゴウカイ、4着コウテイ、A2級混合の菖蒲特別から1着ノエルブラン（牡9、槻舘重人厩舎）、2着センリョウボス（牡9、坂本東一厩舎）、B1級-3・4組決勝混合から1着ギンジ、カーネーションカップから4着シンエイボブなどが出走しますが、レースの流れを考量すると春駒特別組の力量上位は明白で主流をなしそうです。

◎7 コマサンエース（牡7、金田勇厩舎）670キロを本命に推します。昨季はA1→オープン格付けで24戦し、未勝利で終了していますが、今季は初戦の青葉特別でインビクタから7秒5差の2着、2戦目の春駒特別では2着マルミゴウカイを2秒5差押さえて勝利を挙げています。インビクタ、アアモンドグンシンなど対戦相手が同型の強豪馬が多いのが敗因とはっきりしています。春競馬で重量が昨季最終戦よりも105キロも軽い670キロは道中楽に追走できる流れで、コマサンエースの障害力で逃げ切る展開となりそうです。

○5 コウテイ（牡6、槻舘重人厩舎）670キロが対抗です。昨季は1000キロのばんえい記念に初挑戦して結果競走中止となりましたが、第2障害ではスタンドのファンを一瞬沸かしたほどのかかりでした。今季初戦のミズバショウ特別ではその後遺症もなく、ナカゼンガキタを5秒7差押さえ障害巧者を見せつけています。前走の春駒特別ではコマサンエースの4着と敗れていますが、着差は4秒1差なら巻き返しも可能です。

▲6 マルミゴウカイ（牡10、松田道明厩舎）670キロが3番手です。前走は春駒特別2着と10歳となりますが、年齢を感じさせない走りを披露しています。今回は先行馬が強力で、差し馬マルミゴウカイには不利感がありますが、障害のかかり次第では大駆けもあります。

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五月雨特別の出走表はこちら

（文／小寺雄司）


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