ハクサンアマゾネスの3連覇か「利家盃」（金沢競馬）

オッズパークTOP
地方競馬TOP
地方競馬予想
レース展望・予想一覧
金沢競馬予想一覧
ハクサンアマゾネスの3連覇か「利家盃」（金沢競馬）

レース展望・予想

2023/05/07

今週から金沢競馬は日、火曜日の通常開催に戻ります。ゴールデンウイーク最終日の7日（日）には3日目が行われ、最終第11レースで争われる百万石賞トライアル「第4回利家盃」（金沢競馬場2000メートル）がメインカードになります。

◎5 ハクサンアマゾネス（牝6、加藤和義厩舎）は前走の金沢競馬移転50周年記念を楽に逃げ切って15個目の重賞タイトルを手にしました。エムティアンジェを抑えてスタートから先手を奪いペースを握ると、2周目向正面から後続を引き離して直線は独走状態。終わってみれば2着のエムティアンジェに5馬身差をつける完勝劇でした。その後はこの利家盃を目標に乗り込まれ、主戦の吉原寛人騎手が手綱を持ったままで、速い追い切り時計を連発しています。利家盃は第2回から勝ち続けている相性がいい重賞で、今回も発馬を決めてマイペースの逃げに持ち込んでしまえば、昨年末の中日杯で達成できなかった同一重賞3連覇の偉業に手が届きそうです。

○2 トランスナショナル（セン7、井樋一也厩舎）は前走のA1級二組を圧勝し、中央4勝の底力を見せつけました。先団を見ながら5番手でレースを進め、早めに仕掛けて3コーナーで外から一気に先頭へ躍り出ると、直線で後続を7馬身突き放す強い勝ちっぷりでした。転入初戦でいきなり笠松のマーチカップに遠征して7着、2戦目は金沢の1400メートル戦で3着と、なかなか状態や距離条件が合わず結果が出ませんでしたが、ようやく走る態勢が整ってきました。ここに向けての追い切りでは、先行した併走馬をゴール前できっちり捕らえており、手応えは上向いています。距離が2000メートルへ延びるのは、中央のダート1800メートルで3勝している実績から良さそうで、ようやく初対戦となったハクサンアマゾネスにどれだけ迫れるか注目です。

▲8 エムティアンジェ（牝4、佐藤茂厩舎）は前走の金沢競馬移転50周年記念で、逃げたハクサンアマゾネスを2番手から終始追い掛ける展開となり、2周目3コーナーで並び駆けようとしましたが、直線で力尽きてしまい2着でした。まんまとハクサンアマゾネスに逃げ切られましたが、開幕戦で同馬とクビ差の2着争いを演じた内容から、それほど力の差はないはずです。気温が上がるにつれてさらに追い切りの動きは良くなっており、勝負どころから早めにコーナーを駆け上がって、直線入口でハクサンアマゾネスに並び駆けることができれば、際どい勝負に持ち込めそうです。

△6 ベルクハイム（牡6、井樋一也厩舎）は再転入後3連勝でB1級準重賞の湖南賞を制して、この利家盃へ格上挑戦してきました。中央では勝つことはできませんでしたが、金沢では12戦9勝、2着1回と底を見せておらず、初の2000メートルをこなすことができれば、上位争いに加わってくるかもしれません。

△3 エイシンガネーシャ（牡6、金田一昌厩舎）は転入初戦のA1級二組で、トランスナショナルの4着と奮いませんでしたが、今回はハードに追い切られて気合を入れ直されています。園田の重賞でも馬券に絡んでいた実績から、コース2走目で変わり身がありそうです。

＜おすすめの買い目＞　
馬単　5→2・8・6・3（4点）
3連単（1軸流し）　5→2・8・6・3（12点）