レース展望・予想

ノボリスターリーにクラスの壁はなし「初雪特別」（名古屋競馬）

2022/12/05

12月5日（月）の名古屋競馬メイン第11レースは「初雪特別」（A級5組、名古屋競馬場1500メートル）。

勝ち負けレベルの馬が多く激しいV争いが期待できそうだ。昇級初戦だが名古屋でパーフェクト連対を誇る◎3 ノボリスターリー（セン4、瀬戸口悟厩舎）が軸に一番ふさわしい。今春の当地転入後、9戦6勝、2着3回。C級はもちろん、B級戦もあっさりクリアし、底を見せていないセンス馬だ。特に前走が能力の証しだった。中間に順調さを欠き、間隔も空いて仕上がり途上で臨んだB級1組特別を鋭い差し脚と勝負強さで一蹴、鮮やかに差し切ってみせた。中間の調教、追い切りからひと叩きした上昇気配がうかがえる上、自在な脚質から距離やペースを問わないタイプでもある。昇級戦即、初勝利は十分だろう。

ライバルは中央戦歴上位の○10 トーホウテンリュウ（牡3、原口次夫厩舎）。中央成績【0・4・1・8】と未勝利戦卒業が見えていた好素材は、転入初戦の前走勝利が力強かった。後方から外々を回って一気に突き抜けた決め脚は、強敵相手にもまれてきた片りんだった。休養明けをひと叩きされ、コースや環境慣れなど上積み材料の多い2戦目。互角のV候補と言える。

転入馬▲6 アオカミ（セン3、今津博之厩舎）もいきなり一撃を狙う。手探り面ある転入初戦だがトーホウテンリュウ同様、上々の中央戦歴を残す実力派で、2週連続して好追い切りを消化。2強撃破の可能性を秘める。

△11 ラティ（牝4、今津博之厩舎）、△5 ミラクルチューン（牝6、榎屋充厩舎）は、ともに前走成績ひと息も速いペースが粘りを欠く走りの一因だった。自分のレースができれば見直せる。

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馬単（マルチ）　3⇔5・6・10・11（8点）
3連単（フォーメーション）　3→5・6・10・11→5・6・10・11　5・6・10・11→3→5・6・10・11（24点）

初雪特別の出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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