レース展望・予想

差し脚鋭いマサタカラに期待「摩周湖特別」（ばんえい帯広競馬）

2022/11/19

11月19日（土）のばんえい帯広競馬メイン第11レースには、「摩周湖特別」（A2級-1組混合）が行われます。

前開催のA2級-1組・十勝岳特別を勝利したマルミゴウカイはA1級に昇級し不在となり、同レースから2着マサタカラなど5頭、B2級-1組平場戦から1着コマサンタカラ、B1級-1組から4着カネサスペシャル、A2級-2組平場戦から1着タカラウンカイの8頭立てです。十勝岳特別はマルミゴウカイが圧倒的な強さを見せつけましたが、今回は同馬から1秒9の僅差2着マサタカラが主役といえます。レース当日は好天が予想されますが、気温は低く、脚抜きが良くなって時計勝負の競馬になりそうです。

◎8 マサタカラ（牡4、金田勇厩舎）715キロを本命に推します。3、2走前と続けてマルミゴウカイの3着と敗れていますが、着差はコンマ6秒、コンマ4秒と僅差の競馬。前走の十勝岳特別でもマルミゴウカイから1秒9差の2着でしたが、特別重量でスタートから先行するヒメミヤ、ニセコヒカルに続き3番手をキープ。障害を6番手で切ってからは鋭く追い込みマルミゴウカイの1秒9差の2着と健闘しています。3戦連続で負け続けているマルミゴウカイが昇級して不在なら、この馬が中心となるでしょう。

○4 コマサンタカラ（牡4、金田勇厩舎）705キロが対抗です。前走のB2級-2組平場戦を勝利し、これがB1昇級戦とやや格下感は否めませんが、今季は16戦して4勝、2着5回、3着1回の安定感ある走りを披露しています。近走も3走前のB1級-1組混合ではサクラシュンカから2秒6差の2着、2走前もピュアリーナナセから2秒9差の2着と惜敗続きでしたが、重量も増え相手も強化された前走では、逃げるブルーレジーナを一気に差し切って勝利と強い競馬でした。

▲2 ヒメミヤ（牝5、鈴木邦哉厩舎）705キロが3番手。障害力に定評がある牝馬です。やや展開に左右される所はありますが、自分で展開さえ作れれば二の脚も使える器用なタイプです。

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摩周湖特別の出走表はこちら

（文／小寺雄司）


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