レース展望・予想

ハクサンアマゾネスとスーパーバンタムの争い「お松の方賞」(金沢競馬)

2022/11/01

日、火曜日で開催されている今週の金沢競馬。11月1日(火)のメインカードは最終第12レースで争われる東海地区との牝馬交流重賞「第3回お松の方賞」(3歳以上牝馬、金沢競馬場1500メートル)です。昨年はニュータウンガールとシーアフェアリーが直線激しく叩き合い名古屋勢のワンツーフィニッシュでしたが、今年は金沢の女王・ハクサンアマゾネスと園田の西日本ダービーも制して目下重賞5連勝のスーパーバンタムの対決が注目を集めます。

◎9 ハクサンアマゾネス(牝5、加藤和義厩舎)は前走約3カ月半ぶりの休み明けで白山大賞典JpnIIIへ挑みましたが、メイショウカズサと併走しながら逃げる格好になってしまい11着と厳しい結果に終わりました。しかし馬体重がプラス17キロと大幅に増えて逞しくなり、JRAのオープン勢を相手に先手を争えたのはいい経験になったはずです。その後も主戦の吉原寛人騎手を背に休みなく乗り込まれて、3週連続で長めを追い切られて好時計を連発しています。今年の3歳勢とは初対決となりますが、貫禄の違いを見せつけて2年ぶり2度目のお松の方賞制覇を果たしたいところです。

○11 スーパーバンタム(牝3、鈴木正也厩舎)は前走の西日本ダービーで、スタートから逃げた高知のフィールマイラヴと先頭争いを繰り広げ、ゴール寸前で何とか交わして単勝1番人気に応えました。クビ差の辛勝でしたが、初の遠征競馬でも折り合いを欠くことなく持ち前のスピードを発揮できたのは大きな収穫でした。帰厩後はこのお松の方賞を目標に調整され、こちらも3週連続で追い切られて瞬発力あふれる動きを見せています。古馬とは初めての対戦となりますが、1500メートル戦は2歳牝馬重賞の金沢シンデレラカップで4着に敗れた以外は6戦6勝と相性は良く、年齢別定で2キロ差の重量差を上手く生かせば、ハクサンアマゾネスが相手でも好勝負できそうです。

遠征勢では笠松から参戦の▲5 ビルボードクィーン(牝4、笠松・田口輝彦厩舎)に注目です。昨年の石川ダービーでアイバンホーとクビ差2着のマッチレースを演じており、その後も重賞タイトルを狙って兵庫や岩手にも移籍しましたが、勝つことはできませんでした。笠松入りしたのは昨年末からで、今年8月中旬の1400メートルで行われたA級3組で追い込みを決めてから馬券圏内を外しておらずリズムを上げています。金沢コースに不安はないだけに、鋭い差し脚を生かすレースができるなら上位争いは可能です。

名古屋の△10 シーアフェアリー(牝7、名古屋・安部幸夫厩舎)はこのレース3年連続での出走で今年も人気を集めそうですが、前走の兵庫クイーンカップから中4日の強行日程が気掛かりです。むしろ△12 ダノンボヌール(牝5、名古屋・安部幸夫厩舎)の方が伸びしろはありそうです。元中央2勝馬で名古屋でもA級2組で2勝しており、先手争いが激しくなれば追い上げが届くかもしれません。

△3 マーミンラブ(牝3、中川雅之厩舎)も金沢入りしてからオール連対と快進撃が続いています。ハクサンアマゾネスが相手でも積極的に運べれば前残りが図れるかもしれません。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(フォーメーション) 9・119・11・5・10・12(8点)
3連単(フォーメーション) 9・11→9・11・5→9・11・5・10・12・3(16点)

お松の方賞の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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