レース展望・予想

ウインユニファイド重賞初Vへ「湾岸スターカップ」（名古屋競馬）

2022/05/30

5月30日（月）の名古屋競馬メイン第11レースは「第5回湾岸スターカップ」（名古屋競馬場2100メートル）。

3歳戦からリニューアルされた重賞は笠松から遠征馬がおらず、地元名古屋の古馬2強も休養中。少頭数6頭立てと寂しい構成にはなったが好調馬ぞろいで見どころ多いVバトルが期待できる。

V筆頭は念願の重賞制覇に機が熟す◎1 ウインユニファイド（牡10、沖田明子厩舎）。中央オープンから今冬転入した実力派は、転入戦の2月・梅見月杯こそ長期ブランクが影響し4着に止まったが、ひと叩きしたオープンできっちり変身。東海初勝利を飾ると、その後の重賞2戦をともにしぶとく粘り込んで連続銀メダル獲得。2走前のマーチカップがコンマ1秒（クビ）差、前走はコンマ6秒（3馬身）差つけられたがレベル高い地方全国交流のオグリキャップ記念。ともに中身十分の内容と胸を張れる結果でもあった。中央で6勝を挙げた実績派は今年10歳を迎えたベテランだがまだまだ先行力、粘りともに衰えを知らない。中長距離に適性があり、マーチカップで先着されたナムラマホーホをはじめ強敵は不在。待望の重賞初ゲットを成し遂げる。

相手として有力なのは鋭い決め脚を持つ○2 クインザヒーロー（牡9、迫田清美厩舎）と復活なった▲6 ブンブンマル（牡4、川西毅厩舎）。

クインザヒーローは展開に左右される典型的差しタイプだが、前走のオープンを後方から直線一気の決め脚で7馬身差圧勝した破壊力の持ち主。差し勝負なら。一方、ブンブンマルは昨年の3歳三冠ロードで王者トミケンシャイリと再三好勝負を演じた好素材で、最近2走の連勝内容が抜群。先行勢のペースなら。

上位3頭の力量が抜けているが、牙城を崩すとすれば長距離適性高い△3 エグジットラック（牡8、榎屋充厩舎）だろう。

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湾岸スターカップの出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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