レース展望・予想

意欲の参戦ナーラック中心「スーパースプリント賞」(金沢競馬)

2022/05/31

5月31日(火)金沢競馬のメインカードは最終第11レースで争われる「スーパースプリント賞」(A級準重賞、金沢競馬場900メートル)で、勝ち馬には6月28日に行われるスーパースプリントシリーズの日本海スプリントへの優先出走権が与えられます。

距離が特殊なために毎年このレースは出走馬が少ない傾向ですが、今年唯一希望して挑んできたのは◎4 ナーラック(牝5、金田一昌厩舎)です。今春に中央1勝クラスから転入してきて、初戦の1700メートル戦こそ5着に敗れましたが、その後の1500メートルで連続3着に逃げ粘ると、転入4戦目のA2級二組を逃げ切って約2年ぶりの白星を飾りました。前走は牝馬重賞の徽軫(ことじ)賞にも挑戦し、スタートから後続を引き離して4コーナーを先頭で回り、直線半ばまで独走しましたが、ゴール前で後続に捕まってしまい3着でした。それから1カ月ほどレース間隔が空きましたが、追い切りでは引き続き軽快な動きを見せています。転入初戦から他馬にハナを譲っていないスピードから、900メートル戦でどんな走りを見せてくれるのか興味が尽きません。

○5 ナムラシングン(セン9、川添明弘厩舎)は佐賀A2級から移籍してきて、転入初戦は逃げて4着、前走の利家盃は後方追走いっぱいの9着と金沢入りしてからまだ連絡みがありません。しかし高知や前戦地の佐賀では1300~1400メートル戦で勝ち負けしていたことから、今回の900メートル戦ならリズムを上げるきっかけがつかめそうです。元中央オープンの実績は今回のメンバーに入れば抜けており、先手を奪うナーラックを前に見ながら先行できれば、底力を発揮して前々で踏ん張れるかもしれません。

△3 クールシャイン(牡5、鈴木正也厩舎)もA1級二組を連勝中で勢いに乗っています。後続を引き連れながら逃げてしぶとく押し切るレースの印象が強いですが、逃げた馬を追いかけてゴール寸前で交わした前走の勝ちっぷりから、今の状態ならそれほど先手にこだわらなくても良さそう。軽めの調整が続いていますが、使いながらも馬体重が増えているのはいい傾向で体調面も安定しているようです。逃げるナーラックに直線で並びかけて、たたき合いに持ち込むことができれば競り勝つシーンもありそうです。

△2 ファクタークニアキ(牡5、加藤和宏厩舎)は金沢スプリングカップ、利家盃と重賞で着外が続いていますが、一線級が不在のメンバー構成なら見直しは必要です。後続を引き連れながら逃げるとしぶとさを発揮するタイプだけに、忙しい900メートル戦はどうかですが、スタートから行き切ることができれば新味を引き出せるかもしれません。

△1 アースグロウ(牝7、菅原欣也厩舎)も高知から今季金沢へ戻ってきて、A1級にクラスが見込まれたこともあって入着いっぱいのレースが続いています。追走でも後方に置かれているだけに900メートル戦は厳しそうですが、前崩れの展開になるなら直線追い上げてきそうです。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(フォーメーション) 4→5・3・2・1(4点)
3連単(1軸流し) 4→5・3・2・1(12点)

スーパースプリント賞の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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