レース展望・予想

久々でも仕上がり良ハクサンアマゾネス「金沢スプリングカップ」(金沢競馬)

2022/04/24

金沢競馬で今年初めての重賞「第32回金沢スプリングカップ」(4歳以上、金沢競馬場1900メートル)が、4月24日(日)の最終第11レースで行われます。昨年重賞6勝を挙げて金沢の年度代表馬に輝いたハクサンアマゾネスが、冬休み明けでも人気になりそうです。

昨年末の中日杯で連覇を達成した◎10 ハクサンアマゾネス(牝5、加藤和義厩舎)は、冬場に東海地区の重賞に遠征するプランもありましたが、適クラがなかったため、北海道へ放牧に出されていました。金沢に戻って来たのは3月中旬で、月末から追い切り時計を出し始めましたが、ひと追いごとに動きは良くなっており、冬休み明けのブランクは感じさせません。ぶっつけで重賞に使えるのはむしろ例年より仕上がりは良い証拠で、逃げた馬を外からにらみながら好位でレースを進め、直線抜け出せれば通算12個目の重賞タイトルに手が届きそうです。

○7 ファストフラッシュ(牡7、鈴木正也厩舎)は前走のA1級一組で、抑えきれない手応えで向正面から先頭に立つと、4コーナー外から伸びてきたトウショウデュエルを寄せつけずにゴール前で突き放す強い勝ちっぷりでした。注目された転入馬が出走取消する幸運もありましたが、急仕上げが否めなかった昨年末と比べても、走りたい気持ちがみなぎっており、本来の姿を取り戻しつつあります。ハクサンアマゾネスには昨年の重賞で2着3回と苦杯を喫していますが、このレースは連覇がかかるだけに意地を見せたいところです。

▲2 サクラルコール(牡11、金田一昌厩舎)は冬休み明けのA2級二組でも2番手追走から4コーナーを先頭で回って快勝し、昨春に金沢に来てから8戦7勝、2着1回と快進撃が続いています。元中央5勝の実績を考えればここまでの活躍はうなづけますが、年齢を考えると驚きの再ブレイクです。B2級から白星を積み重ねていよいよ重賞挑戦となりますが、1900メートルに距離が延びても底力の高さを発揮できれば、ハクサンアマゾネスが相手でも善戦できそうです。

△1 ベニスビーチ(牝4、中川雅之厩舎)は昨年末から笠松に移籍して重賞の東海ゴールドカップとウインター争覇でともに2着に連対する活躍を見せました。マーチカップで5着に敗れた後に金沢へ戻って来ましたが、冬場に使っていたとあって仕上がり面は問題ありません。今回は藤田弘治騎手との初コンビとなりますが、追い切りから息が合っていて馬なりでも好タイムをマークしました。ハクサンアマゾネスとは初対決となりますが、4コーナーで先団に並びかけて直線の追い比べ勝負に持ち込めるなら、際どい勝負になるかもしれません。

高知から戻ってきた△9 ネオアマゾネス(牝5、井樋一也厩舎)も再転入初戦のA1級一組を勝ってリズムを取り戻しています。さらに1900メートルに距離が延びてどうかですが、昨春の徽軫(ことじ)賞でハクサンアマゾネスに土をつけた実績があるだけに軽視は禁物です。

<おすすめの買い目> この買い目で投票

馬単 10→7・2・1・9(4点)
3連単(1軸流し) 10→7・2・1・9(12点)

金沢スプリングカップの出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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