レース展望・予想

堅実駆けに定評あるシャローナ「つくし特別」(笠松競馬)

2022/03/29

3月29日(火)の笠松競馬メイン第10レースは「つくし特別」(3歳1組、笠松競馬場1400メートル)。

6頭立てと少頭数だが上位馬の評価差は紙一重。激戦模様も軸に一番ふさわしいのは堅実駆けに定評のある◎1 シャローナ(牝、田口輝彦厩舎)。重賞戦線では1月のゴールドジュニアの3着が最高と善戦止まりに終わるが、自己条件になれば話は別。2走前の同条件の1組特別を2番手から早めの抜け出しで快勝。オープン特別の前走・子葉賞は2着をキープした。勝ち馬が重賞覇者ドミニクだったためで連対止まりは仕方なかった。デビューから14戦してまだ2勝と勝ちみは遅いタイプ。しかし先行力があってソツのない運びができ、安定した成績が残せるレース巧者でもある。ロスがなく先行力に粘りのアップが見込める1枠スタートも好都合。馬券の軸にぴったりの存在だ。

もちろん、逆転候補は多い。その一番手が上昇一途の○2 ドゥラッツォ(牝、笹野博司厩舎)。転入後、4戦3勝、2着1回とパーフェクト連対。目下2連勝と勢いナンバーワンの存在だ。しかもいずれも好位キープから鋭い決め脚を繰り出す好内容は奥深さを感じさせる。メンバー強化でどんな走りができるか、興味は尽きない。

手探り面のある転入初戦だが▲4 メイプルシスター(牝、伊藤強一厩舎)はレベルの高い園田の認定競走を勝ち切った好素材。セールスポイントのスピードは、小回りでコースの軽い当地向きと言える。中央移籍で成績を残せていない近況だが、手ごろな相手に替わった東海移籍。初戦から当然目が離せない。

地元名古屋での最近2走はともに結果ひと息の△3 グレタ(牝、安部幸夫厩舎)だが、中央1勝の実力派で3走前の同条件の1月戦を3馬身差の快勝で仕留めている。もちろん勝ち負けの有力候補だ。

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馬単(マルチ) 1⇔2・3・4(6点)
3連単(フォーメーション) 1→2・3・4→2・3・4 2・3・4→1→2・3・4(12点)

つくし特別の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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