レース展望・予想

上積み十分スワーヴゾロ「陽炎特別」(笠松競馬)

2022/03/28

3月28日(月)の笠松競馬メイン第10レースは「陽炎特別」(C級15組(ロ)、笠松競馬場1400メートル)。

勝ち上がり対決で好調馬は多いが、上積み度一番の◎3 スワーヴゾロ(牡4、田口輝彦厩舎)に大きな魅力がある。転入初戦だった前走は初の地方の上、1年1カ月ぶりの実戦。さらに初めての短距離戦。手探りで不安材料ばかりの参戦だった。しかし二の脚の速さで好位2番手を確保して流れに乗り、軽快に飛ばした1番人気馬を直線の追い比べできっちり仕留め、待望の初勝利を飾った。下級条件のC級28組でハナ差辛勝だったとは言え、仕掛けてからの反応の良さに、競り合いに強い勝負根性を披露する価値ある勝ち星でもあった。仕上がり途上だった前走をひと叩きされ、中間は追い切り気配に調教での動きもアップ。上昇ムードが大きくうかがえた。わずか3戦のキャリアも伸びしろや可能性の大きさを予感させる。好調ライバルぞろいだが連勝ゴールを決めるか。

高い先行力を持つ○1 モア(牝4、森山英雄厩舎)が逆転候補筆頭だ。昨秋転入後、好勝負しても2、3着が続いたが、移籍5戦目の前走、逃げ切りで念願の初勝利を達成。好タイムで大差勝ちと時計比較でもリードする。ロスがなく、先行力、粘りアップ必至の絶好1枠スタートもプラスに作用。V五分だ。

使われながら良化ムードがうかがえるのが▲5 クリノグリゴロス(牡4、笹野博司厩舎)。スタートに課題は残るが走るたびに走破タイムを縮め、3戦目だった前走、中団から鮮やかに抜け出し、2着に6馬身つけて快勝した。勝ちっぷりの良さが際立ち、再度差し勝負に持ち込めば上位2頭との差はわずか。

またクリノグリゴロスと同様ゲートがポイントになるが、末脚シャープな△7 トーセンオリジン(牡5、後藤正義厩舎)も連争いは十分。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 3⇔1・2・5・7(8点)
3連単(フォーメーション) 3→1・2・5・7→1・2・5・7 1・2・5・7→3→1・2・5・7(24点)

陽炎特別の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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