レース展望・予想

逃亡劇再びセイペイシェンス「河豚特別」（名古屋競馬）

2021/12/22

12月22日（水）の名古屋競馬メイン第11レースは「河豚特別」（A級3組、名古屋競馬場1600メートル）。

再転入戦の前走A級5組で、華麗な逃亡劇を披露した◎5 セイペイシェンス（牡4、安部幸夫厩舎）が主役だ。南関東での今秋4走は入着1回と成績いまいちだったが、強敵相手にもまれた経験をさっそく発揮してみせた。今春の名古屋では、オープンこそ8着に留まったが、他のA級特別4戦を2勝、2着2回と、オール連対を飾った高く安定したい先行力の持ち主。当地マイル戦では勝ち星はないが、前走の勝ちっぷりから考えて200メートルの延長なら大きな不安はない。連勝可能だ。

逆転があれば○9 セイヴァンキッシュ（牡4、安部幸夫厩舎）の一撃だろう。昇級後3戦目だった前走、初めて不発に終わったが、2走前のA級5組を勝利するなど他の2戦はしっかり末脚を伸ばして勝ち負けしている。先行勢が多い構成でもあり、速いペースで流れれば、持ち前の鋭い決め脚で突き抜ける。

▲7 アンタエウス（牡5、今津勝之厩舎）も再転入戦。復帰戦でもあった前走の園田A2級ではシンガリ大敗を喫したが、当地の新春ペガサスカップ、スプリングカップ（ともに2019年）を鮮やかに連勝した重賞ホルダー。昨冬の準オープンでは3戦連続連対も果たしている。直前の追い切り気配は今イチだったが、やはり軽視はできない。

最近2走は流れが向いていない△2 ギガドルマ（牡6、倉地学厩舎）の巻き返しや、堅実駆けに定評がある△1 セイスケルツォ（牡4、安部幸夫厩舎）も連争いは十分。

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馬単（マルチ）　5⇔1・2・7・9（8点）
3連単（フォーメーション）　5→1・2・7・9→1・2・7・9　1・2・7・9→5→1・2・7・9（24点）

河豚特別の出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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