レース展望・予想

ハクサンアマゾネスが牝馬初の偉業達成に挑む「中日杯」(金沢競馬)

2021/12/12

12月の金沢競馬は今週まで日、火曜日の通常開催になります。12日(日)のメインカードは最終第10レースで争われる「第57回中日杯」(金沢競馬2000メートル)です。今年重賞5勝を挙げている金沢最強の女傑ハクサンアマゾネスが牝馬では史上初となる中日杯連覇に挑みます。

◎12 ハクサンアマゾネス(牝4、加藤和義厩舎)は2走前のJBCレディスクラシックJpnIで11着に敗れましたが、前走の読売レディス杯では逃げたネオアマゾネスを3コーナーで交わして先頭へ立つと、後続を引き離したまま直線独走して10勝目となる重賞タイトルを手にしました。その後はここ目標に調整を積んで、1週ごとに追い切りタイムを計時し、引き続き好状態はキープしています。昨年の中日杯は道悪馬場を味方に逃げ切りましたが、大外枠に入った今年は外め好位から進める正攻法のレース運びが見込めます。過去中日杯を2年連続で制しているのはイソタカホマレ、ホシオー、タフネスゴールド、ナムラダイキチの4頭で、ハクサンアマゾネスが今回勝てば史上5頭目となり、牝馬では初の快挙になります。

難解なのは相手探しですが、連続2着と立ち直ってきた○2 フジヤマブシ(牡4、黒木豊厩舎)に期待します。3歳時からハクサンアマゾネスのライバル的な存在で、昨年のMRO金賞では差し切って重賞2勝目を飾っています。今年は春先から不振続きで放牧に出されていましたが、9月に戦列復帰してからは徐々に調子を取り戻し、本来の姿に近づきつつあります。昨年の中日杯でも3着まで追い上げてきており、ハクサンアマゾネスが後続を大きく引き離す展開になるなら、混戦の2着争いから抜け出してきそうです。

▲4 ジェネラルエリア(牝4、松野勝己厩舎)は転入初戦から2着に逃げ粘るスピードを見せました。ゴール手前で勝ったディセントファミリに交わされましたが、後続を引き連れながら4コーナーを先頭で回った時には、そのまま押し切ってもおかしくはない手応えでした。昨年名古屋に在籍していた時に、お松の方賞へ遠征してきてハクサンアマゾネスとは対戦しており、1900メートルでも2着と連対を外しませんでした。名古屋で主戦だった加藤聡一騎手が金沢まで駆けつけてくれる点も心強く、初めての2000メートル戦でも先手を奪ってペースを握ってしまえば、際どい勝負に持ち込めるかもしれません。

△6 トップロイヤル(牡4、高橋道雄厩舎)は前走の平場戦でまたも3着と勝ち切れませんでしたが、追い切りでは引き続き迫力ある動きを見せています。道中で行きたがらず落ち着いてレースへ臨めるなら、連対できる素質は十分にあります。

△8 フューリアス(牡3、高橋俊之厩舎)も古馬と走るようになって3戦連続連対中とリズムを上げています。心身ともに成長している今の状態なら古馬重賞でも連絡みできそうです。

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3連単(1軸流し) 12→2・4・6・8(12点)

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(文/中部地方競馬記者クラブ)


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