レース展望・予想

ここを目標に再転入してきたベニスビーチ「加賀友禅賞」(金沢競馬)

2021/11/29

日、月、火曜日の3日間連続で開催されている今週の金沢競馬。11月29日(月)のメインは最終第9レースの3歳牝馬による重賞「第8回加賀友禅賞」(金沢競馬場1400メートル)です。

本来は8月1日に行われるはずでしたが、コロナの影響で開催が中止になったため延期となり、3歳戦がすでに終了しているこの時期に実施される異例の3歳タイトル戦になりました。

◎3 ベニスビーチ(中川雅之厩舎)は、8月のサラブレッド大賞典で4コーナー先頭に立って直線後続を3馬身突き放す強い勝ちっぷりで悲願の重賞初制覇を飾りました。その後は金沢代表として盛岡のダービーグランプリへ挑みましたが、後方のまま10着と厳しい結果に。さらに岩手に移籍して盛岡で行われた3歳牝馬重賞のOROオータムティアラにも出走しましたが、縦長の展開になって中団から追い上げましたが4着でした。金沢へ戻ってきたのは11月1日で、その後はここ目標に調整を積んでいます。26日には主戦の吉原寛人騎手が自ら追い切りを行い、余裕がある手応えながら好時計をたたき出しました。久々の1400メートル戦に戸惑わなければ、勝負どころから一気にコーナーを駆け上がって、直線決め手の違いを見せてくれそうです。

○9 ビルボードクィーン(中川雅之厩舎)は、5月の石川ダービーで、勝ったアイバンホーとスタートからマッチレースを演じてクビ差2着の接戦を演じたのは記憶に新しいところです。高知優駿にも遠征しましたが11着とまさかの大敗を喫してしまい、その後転入した兵庫でも結果を残すことができませんでした。しかし岩手に移籍して挑んだ前走のOROオータムティアラでは終始2番手を追走し、直線でベニスビーチとたたき合って5着と差のないレースぶりでした。1400メートル戦は初めてとなりますが、常に先行しているスピードから問題はなさそうで、逃げた馬を早めに交わして4コーナーを先頭で回ることができれば、ベニスビーチの猛追をしのげるかもしれません。

上位2頭がやや抜けている印象ですが、素質面では▲2 アポロスマイル(高橋俊之厩舎)もヒケはとりません。中央未勝利から転入後3戦目でようやく初勝利を飾りましたが、転入初戦も2戦目も勝ったのは元中央オープン馬。その相手に2、3着と善戦しているのは評価できます。中央在籍時にも入着を続けていたことから相手なりに走れる器用さがありそうで、内枠から先団に食い下がっていければ連絡みのチャンスがありそうです。

△5 リードキングダム(黒木豊厩舎)は古馬と走るようになってから頭角を現した上り馬です。ここ2走は追い上げ届かずの3着続きですが、末脚に磨きがかかっており、勝ち馬が後続を大きく引き離す展開になるなら、混戦の次位争いから抜け出してきそうです。

△6 リュウノアーダーン(加藤和義厩舎)も転入初戦で古馬を相手に逃げ切ったスピードから警戒は必要です。1400メートル戦は水沢と川崎でそれぞれ逃げ切っており、先手を主張してペースを握るなら前残りが図れるかもしれません。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(フォーメーション) 3・9→3・9・2(4点)
3連単(フォーメーション) 3・9→3・9・2→3・9・2・5・6(12点)

加賀友禅賞の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)

 


※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。

レース展望・予想一覧
 

ページ先頭へ↑

地方競馬予想情報

地方競馬ならオッズパーク競馬