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レース展望・予想
旭岳賞2着サンビュートの戴冠なるか「道営記念」(門別競馬)
2021/11/04
11月4日(木)の門別競馬メイン第12レースは、「第64回道営記念」(門別競馬場2000メートル)。
2021最終レースで行われる古馬頂上決戦。昨季はJRAオープンから転入4連勝で王座に駆け上がった△13 クインズサターン(牡8、安田武広厩舎)が、今季は赤レンガ記念・瑞穂賞と二度に亘ってライバル・リンノレジェンドに敗れるなど“絶対王者”とは表現しづらい近況となっているため、他の重賞好走馬たちが王座を奪う可能性も低くなさそうだ。
そこで中心に期待は、今年6月にJRA3勝クラス(同級での出走はなし)から転入し3戦2勝、前走同距離2000メートルの旭岳賞でクインズサターンとアタマ差の接戦で惜敗(2着)した◎7 サンビュート(セン4、堂山芳則厩舎)を推したい。転入段階から陣営がこの道営記念を意識しながら進めてきた4歳セン馬、前走・旭岳賞で“経歴3戦”の要件を満たした後はここ一本で調整され、10月21日坂路追いでは「3ハロン=34.8−23.6−12.2」の猛時計も叩き出している。オーナーサイドも厩舎も、そして鞍上もこの一戦に懸ける思いが強そうに思えるだけに、サンビュートの初タイトルがこの道営記念となる可能性も十分にあり得るはずだ。
前走は後方追走からクインズサターンとの差を測るかのような乗り方になった○1 ルールソヴァール(セン9、田中淳司厩舎)は、今回は最内枠も引き当てただけに本来の前付けから抜け出してくる戦法を採りそう。道中ロスなく運べる利は大きそうで、2018年佐賀記念JpnIII優勝馬が貫禄を示すシーンもあるか。
アッと驚く激走を最も期待できそうなのが▲2 ガッツポーズ(牡6、堂山芳則厩舎)。前走は道中で行きたがるようなシーンがあり末脚不発に終わったが、速い流れの中で外から被せられることなくキッチリ折り合って進めれば2走前にルールソヴァール以下を並ぶ間もなく差し切った末脚が唸りを上げる可能性はある。
前年覇者クインズサターンはもちろん2連覇の可能性十分も、近頃は坂路での追切時計も徐々に数字が出なくなってきた印象で、ちょっと“今がピーク”とは考えづらい印象だ。楽勝される可能性もある馬ではあるが、ここは敢えて連下評価に留める。
<おすすめの買い目>
馬単(フォーメーション) 7・1・2→7・1・2・13(9点)
3連単(フォーメーション) 7・1・2→7・1・2・13→7・1・2・13(18点)
(文/HDK)
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