レース展望・予想

乗替わりでもジェイケイミリミリ「金沢プリンセスカップ」(金沢競馬)

2021/09/23

週半ばに3日間連続の変則で開催されている今週の金沢競馬、9月23日(祝・木)のメインは、最終第10レースで争われる重賞「第16回金沢プリンセスカップ」(2歳牝馬、金沢競馬場1400メートル)です。今年初めての2歳馬による重賞で、今後の金沢2歳戦線を占う重要な一戦になります。

◎9 ジェイケイミリミリ(高橋俊之厩舎)は中央でデビューしており、転入初戦はゲート入りから嫌ってスタートもひと息で馬群に包まる厳しい展開になりました。しかし追い通しの手応えながらも内から徐々にポジションを上げて4コーナーで先団に並びかけると、一気に先頭へ躍り出てボサノヴァとのたたき合いを制しました。直線ではヨレる仕草を見せるなどまだ粗削りな印象ですが、勝負どころから一気にコーナーを駆け上がっていった脚色には勢いがありました。前走騎乗した藤田弘治騎手が負傷のため、中島龍也騎手に乗替わりとなりますが、今回も自慢の末脚が爆発すれば、2連勝で重賞タイトルに手が届きそうです。

○2 ボサノヴァ(中川雅之厩舎)は門別でデビューし、3戦目ですでにJRA認定戦を勝っています。そのため転入初戦から1番人気に推されて注目を集めましたが、直線内から伸びたジェイケイミリミリを交わすことができず悔しい2着でした。初めての金沢の馬場にも戸惑いがあったようで、コース2走目となる今回は上積みがありそうです。追い切りも3歳馬と併せられて仕上げられており、前走のリベンジを狙っています。

▲5 サブノユウゼン(金田一昌厩舎)は地元デビュー組で、新馬戦→2歳1組戦と2戦負けなしの好成績で重賞へ挑んできました。距離が1400メートルに延びた前走はスタートダッシュがつかず後方からの追走となり、4コーナーではまだ離れた4番手でとても追い上げが届くとは思えませんでしたが、直線大外から強烈に伸びて、ゴール前で先頭へ抜け出したキープクライミングをクビ差捕らえました。昨年このレースを勝っているサブノタマヒメにも負けない勝負強さを秘めており、ジェイケイミリミリとの追い比べ勝負になるなら競り勝つシーンもありそうです。

門別で未勝利戦を勝って転入してきた△7 エムティアンジェ(佐藤茂厩舎)も不気味です。4コーナー手綱を抑えたままで直線先頭へ抜け出した前走の勝ちっぷりから先行スピードはありそうで、初めての金沢コースに戸惑わなければ際どい勝負に持ち込めそうです。

△6 キープクライミング(中川雅之厩舎)は前走のJRA認定戦こそ3着でしたが、2走前にサブノユウゼンと接戦を演じた内容から牝馬限定戦なら見直しは必要です。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 9⇔2・5・7・6(8点)
3連単(フォーメーション) 9→2・5・7・6→2・5・7・6 2・5・7・6→9→2・5・7・6(24点)

金沢プリンセスカップの出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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