レース展望・予想

念願の重賞制覇なるかベニスビーチ「サラブレッド大賞典」(金沢競馬)

2021/08/15

コロナウィルスの集団感染が確認されたため、開催を中止していた金沢競馬が15日から再開されます。15日(日)には初日が行われ、メインカードは第11レースの「第56回サラブレッド大賞典」(3歳、金沢競馬場2000メートル)です。金沢の3歳馬による今年最後の重賞レースで、昨年までは9月上旬に行われていましたが、今年はJBC開催のために半月ほど施行時期が早まり、お盆の時期に実施されます。

◎3 ベニスビーチ(牝、中川雅之厩舎)は前走のMRO金賞で、勝った兵庫のシェナキングと直線叩き合ってクビ差の2着と接戦を演じました。シェナキングが直線入口でアイバンホーを交わして先に抜け出したところに外から一気に伸びて襲いかかり、ゴール前でシェナキングに盛り返されて競り負けましたが、並びかけた時には勝ったかと思われた勢いでした。その後は8月1日の3歳牝馬重賞・加賀友禅賞にエントリーしていましたが、開催が中止になったため、こちらに賭けてきました。レース間隔が空いたことで追い切りもしっかりこなしており、北日本新聞杯と石川ダービーを制しているアイバンホーが不在の地元馬相手なら、決め手の違いを見せつけて、念願の重賞タイトルに手が届きそうです。

○7 サブノタマヒメ(牝、金田一昌厩舎)は前走の地元デビュー馬による3歳準重賞・石川門カップで、フューリアスの猛追をクビ差しのいで1700メートル戦で初めて白星を飾りました。日程が詰まっていたためその後はひと息入りましたが、ベニスビーチと同様にエントリーしていた加賀友禅賞も中止になったため、約1カ月半ほどレース間隔が空いたのがかえっていい休養になりました。追い切りではテンから仕掛けながらも最後まで余裕がある動きを見せており、スタートを決めてペースを握ってしまえば、際どい勝負に持ち込めそうです。

▲8 フューリアス(牡、高橋俊之厩舎)は前走のMRO金賞で5着でしたが、石川門カップではサブノタマヒメをクビ差まで追い詰めており、1700メートル以上の地元馬同士のレースなら3着以内を外していません。ここ2走は中団から伸びてくるレースが続いていますが、本来の先行スピードを生かす積極的なレースができるなら、ゴール前しぶとく食い下がりそうです。

△2 トーセンイヴ(牝、高橋俊之厩舎)は北日本新聞杯で3着まで追い上げた末脚があります。短期放牧で立て直された前走の1700メートルでは4着と伸びを欠きましたが、ひと叩きされたことで2000メートル戦なら長くいい脚が使えそうです。

△11 ヴィトラス(セン、高橋俊之厩舎)は前走3着に敗れて4連勝こそ逃しましたが、気分良く走ることができれば強さを発揮するタイプです。重賞常連組との対戦は初めてとなりますが、大外枠から思い切ったレース運びができるなら前残りがあるかもしれません。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 3⇔7・8・2・11(8点)
3連単(フォーメーション) 3→7・8・2・11→7・8・2・11 7・8・2・11→3→7・8・2・11(24点)

サラブレッド大賞典の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。

レース展望・予想一覧
 

ページ先頭へ↑

地方競馬予想情報

地方競馬ならオッズパーク競馬