レース展望・予想

スタミナ勝負でもジンギは裏切らない「六甲盃」(園田競馬)

2021/06/03

3日(木)の園田競馬メイン第11レースに日刊スポーツ賞「第59回六甲盃」(4歳以上定量、園田競馬場2400メートル)が行われる。今年は地元兵庫から7頭、南関東から5頭の真っ向勝負。地元馬には長距離巧者がおらず、波乱も考えられる。

遠征勢は強力だが、地元の大将格◎6 ジンギ(牡5、橋本忠明厩舎)が中心で間違いない。名古屋大賞典JpnIIIで地方馬最先着の4着に奮闘すると、地元馬同士の兵庫大賞典では力の違いを示して圧勝しており、目下絶好調。状態面では不安がないが、今回は初めての2400メートルをどう克服するかに注目が集まる。「掛かる面がないし、折り合いもつく」と橋本忠明調教師はジンギのセールスポイントを挙げており、克服は可能とみた。

○4 トーセンブル(牡6、船橋・山中尊徳厩舎)は2600メートルの金盃(大井)で20年3着、21年2着の実績が示すように長距離のスペシャリスト。今回は登録の段階から兵庫のトップジョッキー下原理騎手を押さえており、勝負気配がうかがえる。「ゲートはしっかり出るし、最後はひと脚確実に使えそう」と下原理騎手はトーセンブルの映像を見て確認していた。ジンギにとって最大のライバルとなるだろう。

▲2 ホーリーブレイズ(牡7、大井・福永敏厩舎)は昨年7月の東京記念トライアル(2400メートル)でトーセンブルに2秒6差の圧勝を決めている。その後の成績は案外だが、今回は叩き2走目で状態面の上積みが見込める。積極的に前で競馬ができれば展開面でも有利に運べる。

☆1 スギノグローアップ(牡8、大井・福永敏厩舎)は昨年11月の金沢・北國王冠(2600メートル)でタガノゴールドに勝利している実力馬。距離が延びれば延びるほど力を出せるタイプで、このレースは絶好の舞台といえる。最内枠に入ったことでハナを主張してくる可能性もあり、侮れない1頭だ。

△3 エイシンニシパ(牡8、橋本忠明厩舎)は今回が4度目の六甲盃出走。掛かる面があり距離が長い印象はぬぐえないが、年齢を重ねて多少ズブくなったことで近走は末脚が安定している。内枠でうまく脚がたまるようだと末脚がはまるシーンも考えられる。

△10 コスモバレット(牡6、石橋満厩舎)は昨年の六甲盃9着以降、この1年間で急激に力を付けてきた。今年3月の佐賀はがくれ大賞典(2着)から直前の追い切りでエイシンニシパと併せて行っており、今回も絶好の動きを見せていた。「追い切りでハミを替えたら効果が見られたので、本番でも着けていきます」と石橋満調教師は作戦を練っていた。地元ではこの馬が不気味な存在だ。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単 6→4・2・1・3・10(5点)
3連単(1軸流し) 6→4・2・1・3・10(20点)

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(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)


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