レース展望・予想

名古屋と好相性ニュータウンガール「名古屋記念」(名古屋競馬)

2021/01/04

1月4日(月)の名古屋競馬メイン第11レースは「第24回名古屋記念」(名古屋競馬場1400メートル)。

2021年の名古屋競馬のお正月シリーズのメインに、東海のトップクラスが勢ぞろい。勝ち負けレベルの馬がとにかく多く大激戦だが、伸び盛りの明け4歳馬◎11 ニュータウンガール(牝4、井上孝彦厩舎)に一番魅力を感じる。東海ファンなら誰もが知る昨年の東海ダービー馬で、すでに5つの重賞タイトルを誇る東海のスターホースだ。ただ東海ダービー以降は好勝負しても重賞5戦で、2着2回にとどまる。ただ強敵ばかりの広域交流や遠征重賞参戦なのも勝ち切れない一因。特に前走はハイレベルな地方全国交流の笠松グランプリ。結果こそ4着だったが、好スタートから難なく2、3番手の位置を取り、道中もピタリと折り合い絶好の手ごたえのまま先頭で直線へ。最後は兵庫と南関東のツワモノたちに屈したが、勝ち馬からわずか0秒2差。見せ場いっぱいの走りで高い能力、レースセンスを改めてアピールした、近走短距離に矛先を向けて4戦連続しての1400メートル。名古屋コースは5戦4勝と地元笠松よりも好相性を誇る。東海限定の重賞とあれば、ダービー馬の力とプライドの走りを見せつけるか。

地元名古屋勢ではやはり昨年の覇者○3 アドマイヤムテキ(牡8、角田輝也厩舎)に大きな期待がかかる。昨夏以降、思うような成績を挙げられないが、1400メートル重賞に限れば3戦して、2、3着各1回。マイル以上だと自慢のキレが鈍るがベストの1400メートルとなれば話は別。中間は調教を強化され、軽快な脚さばきを披露して、目標に向けきっちり仕上がった印象。連覇は十分だ。

同タイプのサンダーマックスとの主導権争いが鍵だが、▲9 ゴールドリング(牝5、塚田隆男隆厩舎)も有力なV候補。今冬、再び当地に転入した素質馬で、昨年のこのレースはアタマ差2着の惜敗。先制時の先行力、粘りは折り紙つきで、注文通りの展開なら押し切りも可能。

逃げ、先行タイプが多く、速い流れになりやすく、展開は差し馬に向きそうだ。まだ往年の力は戻り切っていないが、使われながら上昇気配がうかがえる△8 カツゲキキトキト(牡8、錦見勇夫厩舎)に、短距離実績ある△12 ウラガーノ(牝7、田口輝彦厩舎)の直線一気劇も十分狙える。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 11⇔3・8・9・12(8点)
3連単(フォーメーション) 11→3・8・9・12→3・8・9・12 3・8・9・12→11→3・8・9・12(24点)

名古屋記念の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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